私は自治会でガーデニング愛好会を主宰し、町の公園の花壇(4つ)のデザインと花植えや維持管理をやっています。
先日、今年度の活動内容や方針について会員とミーティングをしました。今年度の目玉の花壇は、世界から集めたひまわりの花壇です。
昨年、花壇に植えたひまわりが子供たちに好評だったので、今度は色や高さが違う、今まで観たことがないひまわり花壇を楽しんでもらおうという企画です。
フランス、イギリス、アメリカ、ボリビア、チリなどから色々な種類のひまわりの種を輸入し、それらを会員が分担して種から苗に育てて約500本ほど花壇に植えます。
私の家のベランダも、足の踏み場がないくらいひまわりのポッドで一杯ですが、子供たちが喜んでいる顔をイメージしながら苗に育てていきます。
さて、コロナ禍によってキャリアの見直しがどんどん進んでいいますが、キャリアの再構築で視点を変えて頂きたい重要なことが2点あります。今回は、その1点目について説明をしましょう。
1点目は、「自身のキャリアを、自分が望む人生や理想とする人生と直結させること」です。
日々の生活や人生を送るには収入が必要です。その収入は主に仕事やキャリアによって得られるので、その仕事の中身や仕事で培ってきたキャリアが人生を決めてしまいます。
なので、多くの人は現在働いている組織や会社の給料が、自分の人生になっています。
勿論、この給料で満足しているなら問題はありませんが、おそらくほとんどの人が不満足でしょう。そして、短絡的に少しでも給料が高い会社に転職をしようと考えます。
しかし、この考え方だといつまで経っても、何回転職しても変わりませんし、組織や会社の悪口や文句をたらたらとを言っているだけになります。
ほとんどの人は、不思議なことに「自分が望む人生や理想とする人生とは何か?」について、あまり真剣に考えてはいません。
時には、本や雑誌を読んだり、テレビなどを観て「ああ、こんな暮らしや人生もいいなあ」と漠然と感じることはあっても、「今の給料じゃあ無理だなあ」と大抵はそれで諦めて終わりです。
実はこれが日本の教育や会社の思う壺で、あまり深いことを考えないで会社から与えられた仕事をこなした給料で我慢しなさいよ、ということです。
だからと言って、決してお金持ちになって、バブリー(古い?)な生活や人生を送りましょうとは言っていません。
勿論、それを望むなら構いませんが、より重要なことは「自分や家族が望む生活の質や精神的に豊かな人生とは何か」ということです。
これがキャリア構築の根幹を成す、非常に重要なビジョンになります。
これがはっきりした時に、どのくらいの収入が必要なのかが見えてきます。
そして、その収入を得るためには、今の会社の収入でいいのか??副業は必要なのか?今後どのようなキャリアで望む収入を得れば良いのか?
というキャリア戦略に繋がっていきます。
今の給料でOKならば問題はありませんが、必要なら転職をしたり、起業したりして自身のキャリアを自分が望む人生や理想とする人生に直結させていきます。
これが本質的なキャリアの考え方です。「自分が望み理想とする人生と直結していないキャリアは、キャリアではない」ということを認識してキャリアを再構築していってください。