先日、京都で開催されていた「古代エジプト展」に行ってきました。
人数制限で予約がないと入れないので、結構空いていてゆっくり鑑賞できるかと思っていたのですが、
写真撮影がOKなので渋滞するわ、ある展示物では蜜になるわで、予想とは違いました。
また、観客の大半が女性なのには意外でした。最近、歴女が多いとは理解していましたが、「古代エジプト」の歴女も多かったです。
私自身も「古代エジプトの歴史」には、高校時代からとても興味があって、独学で勉強してきました。
古代エジプト考古学の文献はもちろん、テレビの古代エジプト特集は必ず録画して、今回のような展覧会にも必ず行って鑑賞してきました。
また、ディアゴスティーニ(毎週、教材やキットの部品などが送ってくる)で「古代エジプト歴史コース」を受講し、ピラミッドや宮殿などをキットで作ったり、埋蔵物や遺品のミニチュアをコレクションして、ディスプレイボードに飾ってあります。
過去に3回エジプトに行くチャンスはありましたが、残念ながら叶いませんでした。2回は商社マン時代にエジプトを担当していて出張で行くチャンスがあったのですが、2回とも上司に行かれてしまいました(泣)。
さすがに2回目は「担当なので、私が行きます」と直訴したのですが、「君は担当だから、いつでも行けるから」って取り合いません。以前はインドならすぐに「君に任せるよ」というくせにですよ。
実はその上司、帰国して2週間後に経理部に左遷させられました。経理部に転属すると海外出張に行く機会はほとんどないので、これが最後だと思って行ったのかもしれないなぁと思いました。
3回目は旅行の企画までしていましたが、テロ問題で断念しました。
今は、コロナで行こうと思っていても残念ですが行けません。
こんな世の中になるなら、もう少しプライオリティを高めてエジプトには早く行っておけばよかったですね。
たとえ数年後に行けたとしても、65歳過ぎての遠方の海外旅行はかなり体力的にしんどいからですね。
私のフェイスブックやインスタグラムは、仕事よりも趣味や遊びの投稿が多いので、フォロワーさんからは多趣味ですね、とよく言われます。
私は節目の40歳、50歳、60歳の誕生日に「これからやってみたいことリスト」を記入して、やりたいことに優先順位をつけてどんどんやってきました。
ライフキャリアの本質は、仕事だけではなく余暇やプライベートも充実させて、人生を豊かにしていくことなので、特に晩年リタイア後に何もすることがなくて困ることがないようにしておくことが重要です(特に男性はね)。
還暦の時に大学の同窓会があったのですが、多くの男性諸君の定年後の話題が「孫」、「介護」、「持病」の話ばかりで呆れた覚えがあります(私と話が合わない)。
しかし、40歳の時にやりたいことがノートにビッシリ記入できたのに、60歳になると100項目くらいしかないのにはショックでした。
60歳以降の年齢で自分が出来ることは、年齢的にも、健康的にも、時間的にも、金銭的にもかなり制限されてくるからです(特に、寿命や健康の関係で男性は)。
それでもクライエントからは100項目もあるじゃないですか、と言われますが、自分がやれることが少なくなることは、やはりショックですね。
それに加えて、コロナによってやれることが、さらに制限されることになりました。
今から考えると「これからやってみたいリスト」を実践してきたおかげで、今は「趣味人」としても充実したライフスタイルを送ってきているのでよかったと思っています。
人生100年時代とはいうものの、ニューノーマルな時代では仕事も趣味もやりたいことをいつまでも先送りしていると、いつの間にか何もできなくなってきますね。
さんも「これからやってみたいリスト」を記入して、どんどんやってみてはいかがでしょうか。
人生でやり残した悔いを残さないことも。ライフキャリア構築では大切な考え方です。