インテークセッション半額キャンペーンが終了しました。多くのご相談ありがとうございました。
やはり、転職に関するご相談が多かったですね。
しかし、転職の理由として現状逃避型が多く、転職に関してあまりにも戦略がなさすぎることが気になりました。
これでは、例え転職しても、また同じ転職を繰り返していきますねと。
何故なら、転職をする目的が相談者の中で明確でなく、転職が目的となっているからです。
転職は目的ではなく、あくまでも手段です。
転職をする前に、「何のために転職をするのか?」、その目的をじっくりと考える必要があります。
収入を増やしたい、もっと燃える仕事をしてみたい、人間関係が良好な職場環境で仕事がしたい、などあると思いますが、これらを実現させるためにもっと深いレベルの目的が必要です。
その目的の一つが「ミッション」です。
「自分は人生を通して社会にどのような仕事を通して、どのように貢献したいか」ということが「キャリアの核」となり、転職先(業界、会社、仕事内容など)を選ぶ基準になります。
なので、転職をするということは、この「ミッション」に沿った業界、会社、仕事を選ぶということですが、相談者は「ミッション」を明確に持っていません。
これでは、何回転職しても、「ミッション」に沿った一貫性のあるキャリアの蓄積にはならず、パッチワーク的な仕事の羅列でしか無くなってしまいます。
また、定年後も社会と価値交換できる「専門知識・スキル・経験」などを習得するため、ということも転職の大きな目的となります。
定年後も活躍するためには、いつまでにどのような「専門知識・スキル・経験」を習得したいか、という「ビジョン」を明確にする必要があります。
そして、現職では必要な専門知識・スキル・経験などを習得できないと判断したら、手段として転職を考えることになります。
これにより、定年後も活躍するために必要な「専門知識・スキル・経験」などを習得するために有効な転職先を選ぶことが戦略になります。
しかし、ほとんどの相談者は転職エージェントに登録して、現職よりも良さげな求人があれば応募するという、非常に短絡的に転職を考えています。
これでは、「キャリアの核」となる「ミッション」、「キャリアビジョン」がない目先の転職なので、もう少し戦略を考えて欲しいところです。
何よりも現状逃避型の転職は、繰り返していきますので注意が必要です。