台風が近づく9月のある日、養子縁組を結ぶに至った経緯を知りたいと希望するAさんと一緒に、資料が残されている乳児院を訪問しました。そんなご縁のおかげでお目にかかることができたのが、乳児院に併設された支援機関のKさんです。
Kさんは、Aさんにまつわる資料とAさんの記憶の間を埋めるように、当時の時代背景や乳児院にまつわるエピソードも語られました。Kさんの言葉を介することで、書面だけでは読み解ききれない当時の乳児院職員の想いや温もりが加わり、Aさんにとって心温まる訪問となったことが、事後ISSJに寄せられたメールにいきいきと記されていました。
「養子にとっての充足感のあるルーツ探しとは?」…と日々考えさせられていますが、Kさんの語りからたくさんのヒントをいただいたように思います。
(ソーシャルワーカー 武田)