街中がイルミネーションで彩られはじめた11月の最終日、クリスマスの申し子と呼ばれたミュージシャン、Shane Macgowan(なんと、12月25日生まれ)が天国に旅立ちました。
アイルランドにルーツを持つ彼は、1980年代にケルト音楽にロックンロールを融合した独自のスタイルを創造し、The poguesのフロントマンとして一躍ロックスターとして名を馳せました。彼は、時代に翻弄され、不遇な状況に置かれた人たちの苦しみを叙情的な言葉にのせて世に届ける詩人でもありました。物語の主人公は、時として労働者であり、社会に忘れ去られようとしている人々であり、女性たちでもあります。その主人公の姿は、社会制度の隙間に追いやられたり、社会情勢に翻弄されて、ISSJに相談を寄せる人々と重なります。彼らの悲哀に満ちた人生をときにはユーモアたっぷりに明るく、ときには悲しくも美しく映し出す作品は心に深く響きます。
今年のクリスマス、街を歩けば、彼の名曲「Fairlytale of New York」が皆さんの耳にも聴こえてくるかもしれません。