とても美しい青年だったナルキッソス。
その性格はやや難ありでした(爆)
美と愛の女神「アフロディーテ」の贈り物を侮辱し、
彼女の怒りを買ったりしています。
外見が美しいので森のニンフ(妖精)達からも好かれていたナルキッソス。
その中の1人、エーコーが彼に恋を告白しますがあっけなく玉砕。
エーコーは森の奥深くに隠れたままやつれ果て、
そのうち身体が消滅して声だけが残って木霊(こだま)になってしまった…
それがエコー(反響)の由来になったとかなんとか・・・
*エコーのエピソードには
もともとヘラの呪いで他者の声を繰り返すしかできなくなっていた
というバージョンもあります。
ナルキッソスにフラれるのは同じ。
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エピソードはいくつかパターンがありますが、
最期のエピソードとしては・・・
もともと性格に難ありだったところ、
エーコーの他にも酷い仕打ちをしまくり、
恨みを買い、「ネメシス(復讐の女神)」から呪いをかけられます。
あるとき、
森の中で水を飲もうと池のふちにしゃがみこんだナルキッソス。
水面に写った自身の姿に(自分と気付かないまま)恋をします。
そのまま水辺で餓死するまで自分を見つめ続けたとも、
写った自分(本人は自分だと気付いていない)にキスをしようとして
水の中に落ちて溺死したとも言われています。
遺体は消失。
ルキッソスがいた場所にスイセンの花が咲いていたことから
スイセンをナルシスと呼ぶようになりました。
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