【スリリングなドイツのニューイヤー】
4年ぶりでしょうか。久しぶりに日本で年末年始を過ごしました。目にも舌にも美味しいおせち料理と、優しい味のお雑煮に、心までぽかぽかと温まりました。
日本とヨーロッパでは、クリスマスとお正月の過ごし方が対照的です。ドイツのクリスマスは、家族が集まり落ち着いてお祝いします。シュトーレンやホットワインなど、独特なハーブの効いたものを食べる習慣があり、その香りがすると、そろそろ年の瀬だな、という気持ちになります。一部では麻を使ったスープや、鯉を食べる伝統が残っているそう。
一方でお正月は、国をあげての大パーティー。一年で12月31日と1月1日の二日間だけ、街中での爆竹と打ち上げ花火が法律で許可され、四方八方で賑やかな音とともに花火が打ち上げられます。広場の真ん中で花火を見上げると、顔に煤が降ってくる。そんなちょっぴり危険な至近距離での花火の楽しみ方は、ドイツのニューイヤーならではです。