【ベートーヴェンで感じる"春"】
巨大な白アスパラ、シュパーゲルの季節になりました。皮をむいて茹で、バターと卵黄を混ぜたソースをかけていただきます。
ドイツの春の楽しみの一つです。
先月は印象深い演奏会が2つありました。一つは末吉陽子さんによるライブペインティングとの競演。演奏曲や解説にインスピレーションを受けたとの事、刻々と変化し、色づき命が吹き込まれてゆくさまは圧巻でした。
もう一つはヴァイオリンの聖地、イタリアはクレモナでのコンサート。私のパートナーである楽器、アマティの生まれ故郷です。
アマティの弟子であったストラディヴァリウスの名を冠した博物館。そこに展示されている、同じくアマティの弟子のグァルネリ・デルジェスが製作したPrince Doriaをコンサートで演奏しました。
妖艶で力強い低音に、輝かしい高音。まるで楽器に意思があるかのような音色は病みつきになりそうでした。
今月の帰国は長く、一ヶ月ほど日本に滞在します。
最初のコンサートは22日、駒込のアットホームなサロンで、この季節にぴったりなベートーヴェンのヴァイオリンソナタ ”春”や、留学先のローザンヌで作曲されたストラヴィンスキーのイタリア組曲などを演奏します。
音楽雑誌 ”ぶらあぼ”の4月号に、来たる5月15日、第一生命ホールでのリサイタルに向けてインタビューが掲載されました。
こちらからお読みいただけます。
▶︎WEBぶらあぼ インタビュー
みなさまにお会いできますのを楽しみにしております。