【ロマンティシズム溢れるプログラム】
帰国から10日程が経ち、ようやく東京の暑さに慣れてきました。あっという間に梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。
6月はバラエティーに富んだ公演に出演しました。
個性豊かでエネルギー溢れるカルテットはアンコールまで大いに盛り上がり、日本人作曲家特集のリサイタルでは、作曲家自らに曲への思いを語っていただきました。そしてプライベートのレクチャーコンサートはバッハから現代までのクラシック音楽の変化を、時代を追って聴き比べていただきました。
今月は、東京と長野でコンサートに出演します。
21日(長野県 )22日(東京)にピアニストの渡邊智道さんとリサイタル。
ベルギーの作曲家フランクの、人生を語るようなドラマチックなソナタ。フランクの最後の弟子であった夭折の天才、ルクーのソナタは、ロマンチックで情熱的。
それに加えてサラサーテの「カルメン幻想曲」等、暑さをも吹き飛ばすような、ラテンの血が踊るプログラムです。
今週の長野県宮田でのコンサートは、室内楽でありながらオーケストラのようなサウンドの、ベートーヴェンの七重奏曲。
ヴァイオリンからコントラバスまでの弦楽器に加え、クラリネット、ファゴット、ホルンによる珍しい編成の傑作です。
みなさまにお会いできますのを楽しみにしております。