【原点と決意】
2020年は、東京藝大の同期で編成するTGS(Tokyo Geidai Strings)の新春コンサートで幕を開けました。
2日連続の公演でコンサートミストレスを務め、初日は藝高、藝大と計7年間通った上野の森の旧奏楽堂で演奏。
蕨市立文化ホールくるるでの翌日は、ソロでヴィヴァルディの「四季」、長尾春花さんとバッハの「2台のヴァイオリンのためのコンチェルト」を披露しました。
このコンチェルトを弾くのは幼少期以来。新年に原点を思い出す舞台となりました。
同級生ならではの和気藹々とした雰囲気とアンサンブル力は、全員が一体となったエネルギーを生み出します。
5月5日には東京、同8日には福岡にて再びソリストを務める予定で、今から再演が楽しみです。
1月26日には「鈴木舞後援会」発足記念コンサートを開催し、モーツァルトやラヴェル、シューベルトの作品をお届けしました。
設立から1カ月余りで会員数は100人を超え、支援して下さる皆様の温かいお言葉が何よりの励みになっています。
自分にできることは、演奏を通してのご恩返し。感謝の思いとともに、決意を新たにする1日となりました。
2月初旬には實川風さん(Pf)と計3回にわたるグリーグシリーズの最終回を迎えました。
早々に完売御礼となった公演。グリーグの第3番のソナタに加えて、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」を演奏し、祖国愛にあふれるプログラムとなりました。
久しぶりだったチャイコフスキーは前回とは違った曲の魅力に気付き、音楽の奥深さを改めて感じました。
今は冬の厳しさ増すミュンヘンに戻り、ピアニストの柏本佳央理さんや尾崎未空さんと共演を重ねています。
スイスのチューリッヒに移動し、計4公演を終えて再び日本へ。
今月27日(木)は東京・赤坂の一ッ木町倶楽部で黒岩航紀さん(Pf)とディナーコンサート。
3月に入ると、14日(土)に水戸・佐川文庫、15日(日)は渋谷・美竹清花さろんにて、2017年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位の岡本侑也さん(チェロ)尾崎未空さん(ピアノ)と〝ミュンヘン・トリオ〟のコンサートを予定しています。
同18日(水)にはフィギュアスケートの2010年バンクーバー冬季五輪代表で11年世界選手権銀メダリストの小塚崇彦さんを迎え「フィギュアスケートとクラシック音楽の夕べ」を企画。
4月12日(日)には昼夜の2回公演で「ストラディヴァリウス」「グァルネリ」「アマティ」の三大銘器を一度にお聴き頂ける「聴き比べコンサート」と目白押しです。
こちらは一般会員5000円のチケットが、後援会員は3000円で同伴1名様まで会員料金でお求め頂ける特典をご用意しました。
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。