【コラボレーション】
ヨーロッパ各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大しています。
ドイツで予定されていた9月のコンサートは残念ながら延期に。
フランスでは南部マルセイユなどで飲食店が終日営業停止となり、首都パリでもバーに時短営業が適用されたそうです。
店やレストランに入るときは手指の消毒、屋外ではマスク着用が求められ、欧州の日常風景も様変わり。
1日も早く収束し、クラシックの本場でまた演奏できる日が戻ることを心から願っています。
8月下旬には、後援会メンバーをお招きした第2回の特別コンサートを渋谷・美竹清花さろんにて開催しました。
生の演奏を久しぶりに聴いて頂ける機会。
さらに、今回は目玉として本格的なライブ配信も行いました。
クラシックは音が命。
知識と技術に精通した専門家の協力を仰ぎ、マイクの位置からカメラワーク、配信方法など細かく事前に打ち合わせました。
共演者に応じてアンサンブルの音色も変わるように、映像や音声もコンサートを左右する重要な要素。
演奏者と技術スタッフが一つのチームとなって作り上げた舞台でした。
9月にはピアニストの小林侑奈さんと埼玉、山梨、東京で共演を重ねました。
女性作曲家に光を当てたプログラムをご用意し、あまり有名ではない作品も皆様に楽しんで頂けました。
残暑も徐々に和らぎ、芸術の秋が訪れます。
10月21日(水)にはピアニストの實川風さんとコンサートを開催。
ともに二つのヴァイオリン・ソナタを残したシューマンとプロコフィエフを取り上げるデュオリサイタルの第1弾で、今回は第1番(シューマン:イ短調 Op.105、プロコフィエフ:ヘ短調 Op.80)を演奏します。
早々にチケットは完売となり、新たに15時開演の「マチネ」をご用意しました。
久しぶりの共演を今から楽しみにしています。
11月1日(日)は表参道の能舞台「銕仙会」にて日本舞踊、クラシックバレエとのコラボレーション企画「うつやか」をお届けします。
チェロの金子鈴太郎さんを招き、和洋の融合という新たな世界に挑戦。
新曲を山中千佳子さんと信長貴富さんにそれぞれ委嘱し、世界初演の2曲が一層の彩りを加えてくれそうです。
こちらは昼の部(14:00~)が完売し、夜の部(17:00~)も残りわずか。
チケットをご購入できなかった方や遠方の方、先約のある方には、11月末までご覧頂ける収録映像の配信をお楽しみ頂けます。
これから本格化するリハーサルの様子も、また皆様にお伝えできればと思います。
どうぞご期待ください。