ヴァイオリニスト 鈴木舞 ニュースレター Vol.37

【挑戦、その先に】

 

2021年はピアニスト正住真智子さんとのデュオで始動しました。

ウィーンに所縁のある作曲家の作品を中心に据えたプログラム。

初めて取り組んだニューイヤーコンサートなどで知られるヨハン・シュトラウス「春の声」は、ヴァイオリンのヴィルトゥオーソが際立つ編曲で好評を頂きました。

シューベルトの「ロンド・ブリランテ ロ短調D895」はヴァイオリン、ピアノパート共に難曲のため敬遠していましたが、インゴルフ ・トゥルバン氏が来日公演で演奏した際に「こんなに美しい曲だったのか」と感銘を受けた曲。

温もりと慈愛に満ちた恩師の演奏に触れ、自分も再度取り組もうと決意しました。

嬉しかったのは、終演後にお客様から頂いた「シューベルトは苦手だったけど楽しめました。他の作品も聴いてみようと思えました」との言葉。少しでも魅力を伝えられたのかなと励みになりました。

TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)の番組では、昨年公開された「アートにエールを!」のコラボレーション作品が2回にわたって紹介されました。

ヴァイオリンと日本舞踊、クラシックバレエを融合した新たな取り組みを、東京都に採用された約7700作品のうち、わずか5%と厳選された動画の一つとして放映。

お見逃しの方はこちらから全編をご覧に頂けます。

アートにエールを!「文化の架け橋」

昨年11月には能舞台でも和洋のコラボ公演を行いましたが、今年は胡弓や箏の第一人者達との共演を予定しています。

是非お楽しみにお待ちください。

 

 

渋谷・美竹清花さろんでは、令和3年の幕開けを飾る主催公演として、ピアニスト川口成彦さんと「モーツァルト全曲演奏会」の第1回「パリ・ソナタ集」をお届けしました。

出身の東京藝大で彼は楽理科、私は器楽科の同級生。

大学時代の思い出トークも交えながら、忘れられないひとときとなりました。

実は、モーツァルトの作品も以前は苦手としていました。

シンプルだからこそ、美しく豊かに聴かせることが難しい曲の数々。

ザルツブルク留学時代に一流の演奏に触れたことで、生き生きとした、いい意味で刺激的な一面に気付かされ、印象が大きく変わりました。

2年前、川口さんと大学卒業以来の共演を果たした時、二人の描くモーツァルトの世界観が心地良く重なったことを覚えています。

それを機に「全曲演奏会を是非とも実現させたい」と提案。

音は少ないけれど、まるで崩れかけのジェンガに延々とトライしているような、一瞬たりとも気が抜けない神経戦の、ソナタ6曲を二人で駆け抜けました。

「こんなモーツァルトは初めて」という感想をたくさん頂けたことで、ハードな公演後の心も軽くなり、充実感で満ちました。

第2回は7月28日(水)の予定。

モーツァルトの奥深さを探る旅に、ご一緒しませんか。

 

 

 

2月28日(日)には東京・汐留ホールでハープの有馬律子さんと初共演します。

今年はカミーユ・サン=サーンス(フランス)の没後100年。

「ヴァイオリンとハープのための幻想曲」は高校時代に聴いて恋に落ち、いつか弾きたいと胸に秘めていた作品です。

シュポア「ヴァイオリンとハープのためのソナタ」など、一味違うデュオの調べをお楽しみください。

 

3月には昨年からの延期公演となるミュンヘン・トリオがようやく実現します。

ショスタコーヴィチ、ベートーヴェン、ブラームスの、それぞれ異なる表情を持つ大曲、名曲をそろえた重厚なプログラム。

ピアノの尾崎未空さん、チェロの岡本侑也さんと共に、佐川文庫(水戸)美竹清花さろん(渋谷)で2日連続公演となります。

 

新たな1年も、応援くださる方々への感謝を胸に、挑戦し続ける心を忘れず邁進して参ります。

皆さまにとって、健康で豊かな年となりますように。

会場でお目にかかれますのを楽しみにしております。

鈴木舞&有馬律子 DUOリサイタル
2021年2月28日(日)14時開演
汐留ホール 地図
共演:有馬律子(ハープ)
マスネ: タイスの瞑想曲
サン=サーンス: ヴァイオリンとハープのための幻想曲、他
 
ミュンヘン・トリオ コンサート
2021年3月6日(土)18:00開演 
佐川文庫(水戸)地図
共演:岡本侑也(チェロ)尾崎未空(ピアノ) 
ベートーヴェン:ピアノ・トリオ 「街の歌」 
ショスタコーヴィチ:ピアノ・トリオ 第2番  
ブラームス:ピアノ・トリオ 第1番 
一般 4000円 
詳細はこちら
お問い合わせ先:029-309-5020 

ミュンヘン・トリオ サロンコンサート
2021年3月7日(日) 14:30開場, 15:00開演 
美竹清花さろん(渋谷)地図 
共演:岡本侑也(チェロ)尾崎未空(ピアノ) 

ベートーヴェン:ピアノ・トリオ 「街の歌」 
ショスタコーヴィチ:ピアノ・トリオ 第2番  
ブラームス:ピアノ・トリオ 第1番  
詳細はこちら
一般 5000円 
お問い合わせ先:03-6452-6711 / 070-2168-8484 

鈴木舞&實川風 デュオリサイタル <第5弾>
2021年4月10日 14:00開場、15:00開演
美竹清花さろん(渋谷)地図 
共演:實川風(ピアノ)

プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.94 bis

シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 二短調 Op.121、他

詳細はこちら

会員4,500円/一般5,000円

お問い合わせ先:03-6452-6711 / 070-2168-8484 

 
お問い合わせはこのメールにご返信ください。

本年から「鈴木舞 後援会」が発足し、会員の募集がスタートしました。

後援会主催コンサートへの無料ご招待や懇親会へのご案内、一部コンサートの優先案内・優先予約、オーディオ付きお誕生日メールなど盛りだくさんの特典をご用意して入会をお待ちしております。  
詳細はこちらからご覧ください。

https://maiviolin.com/fanclub/

鈴木舞 デビューアルバム 好評発売中!
マイ・フェイバリット ”Mai favorite”
ピアノ:實川風、山田和樹

大好きなフランス音楽の中でもお気に入りの曲を集めました。タイスの瞑想曲 などの名曲から、愛と死、そして政治をもテーマに据えたプーランクのヴァイオリン・ソナタ。銘器、アマティの音色でお楽しみください。

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