翌日からはクスコ交響楽団とのリハーサルが始まりました。
指揮者と簡単な打ち合わせの後、モーツァルトの協奏曲の前奏の演奏が始まると、団員さんのニコニコと笑顔で、楽しそうに音楽に没頭している様子がとても印象的で、年齢層の若いメンバーで構成されるオーケストラから高いモチベーションを感じました。
途中地元メディアの取材が入りながら、ポジティブな雰囲気でリハーサルを終えました。
やはり副作用の手の痺れで力加減がわかりにくく演奏に影響していたので、その日の夜から思い切って高山病予防薬を服用するのをやめました。到着から1日経ち環境に慣れてきたのもあり、幸い強い症状は出ませんでした。
また、呼吸のコツを掴んだのも助けになりました。苦しくなると呼吸が速くなりがちですが、敢えてゆっくり、肺を膨らませるように深く呼吸をすると楽になりました。