そんな中、今年1月の終わりに突然、一本の電話が入りました。
「状況が変わり、舞さんに貸与できることになりました。」
ずっと願っていたことが、まさか実現するなんて。予想もしなかった突然の展開に、驚き言葉を失いました。
楽器の貸与契約には、一般的に高額な保険料が必要になります。この楽器も例外ではなく、演奏するには保険代の負担が伴います。しかし、その点についても、私の夢を支えてくださる方のお力添えがあり、実現へと繋がりました。多くの方々の温かいご支援と、奇跡のようなご縁が重なり合い、株式会社atsumariさんを通してこのGrand Amatiの貸与を受け、ともに新たな音楽人生を歩むことになったのです。
この巡り合わせが、どれほど嬉しく、ありがたいことか。心の底から、全世界に感謝したい気持ちです。そして、このご縁に報いるためにも、私は今まで以上に音楽と真摯に向き合い、この楽器とともに研鑽を積んでいきたいと強く思っています。
新たなパートナーとともに奏でる音が、どんな風に変化し、どのように響いていくのか。これからの旅が、どんな音楽の景色を見せてくれるのか。私自身、胸が高鳴る思いです。
この楽器との新しい旅路を、一音一音、大切に紡いでいきます。