正しく表示されない場合はこちら
e-リスティング
e-リスティング
 
Jan 22, 2020 [Vol.521]

読者の皆さま、こんにちは。

リダック ロサンゼルスオフィスです。

2020年が明けて、今年東京オリンピックを迎える日本では、開催まで着々と準備が進んでいることと思います。ここアメリカでは、新年を迎えた後もお正月気分を味わうことはなかなかありませんが、毎年1月1日に世界的にも大人気のイベントがカリフォルニア州のパサデナで開催されます。「ローズパレード」と言い、今年も見事なパレードが圧巻でした。

今回は、そんなパサデナをご紹介します。また、昨年を振り返り、ニューヨークのオフィス賃貸マーケットの目立った動きについてご紹介します。さらに、リダック初のアジア拠点となるシンガポールオフィス開設のお知らせと、好評開催中の赴任前webオリエンテーションのご案内もありますので、最後までどうぞご覧ください。

レンガ造りの街並みで異国情緒あふれるLAの街、
パサデナ(Pasadena)

パサデナはダウンタウンLA から北東に約15キロの場所に位置しています。1886年に市政がしかれ、とても古くからある住宅街です。Colorado Blvd とFair Oaks Ave の交差点周辺の数ブロックがオールド・パサデナというエリアで、昔からのレンガ造りの建物を上手く活かして造られたレストラン、カフェ、バー、雑貨屋など、小さなお店が立ち並んでいます。歴史がある街で見どころが多く、1800年代後半の街並みを残す建物も多くあります。戦後に開発されたLAの街はどこも似たような街並みで特徴がありませんが、パサデナは昔のアメリカを思わせる独特の魅力があります。夜でも人通りが賑わっており、治安的にも安心で、日本人にも人気のエリアです。


ダウンタウンLAへの通勤に便利なため、勤務地がダウンタウンの方が多く居住しています。ダウンタウンLAには車では渋滞無しで20~30分なのですが、通勤時の渋滞は避けられないため、地下鉄で通勤される方も多くいます。パサデナは、車が無くても生活出来るLAの中では数少ない街の中の一つです。

パサデナでは、駐在員世帯は戸建てやタウンハウスではなく、アパートを選ばれる傾向があります。街の中心であるオールド・パサデナ付近に多くのアパートがあり、ショッピングやイベント、ナイトライフを楽しみたい方に向いています。特に単身世帯やご夫婦世帯に人気です。「メモリアルパーク駅」からすぐの場所にあり、駅に隣接したアパートも人気があります。

パサデナはアカデミックで芸術的な面も持ち合わせた街で、カリフォルニア工科大学、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインなど有名大学があります。パサデナ市が芸術に力を注いているため、美術館、劇場、音楽ホールなどが充実しています。街は古いものの新しいアパートが多数建設され、新しいアパートは施設が充実していて広い作りとなっています。

ここで、隣町のサウス・パサデナについても触れておきます。

パサデナとは行政区が異なり、公立学校教育へ力が注がれていて、小学校が3校、中学1校、高校1校と小規模ながら、いずれもカリフォルニア州内で高いレベルを保持しています。オールド・パサデナまでは車で5分、または電車で2駅の距離です。非常に小さな町なので、学校、図書館、スーパーマーケット、カフェ、レストランなどへのアクセスが良く、日常生活に大変便利です。地元警察が常に巡回していて安全なので、学校まで徒歩圏内であれば保護者なしで徒歩で通学する中高の生徒も多くいます。

LA圏内にはメトロラインという電車が走っていますが、その中でも一番安全で清潔と言われているGold Lineの駅、Mission Station があります。ダウンタウン勤務の方の他に、USCの研究者や教員などが多く住んでいます。サウス・パサデナは大型のアパートが無く、洗濯機乾燥機も室内完備していない(共同ランドリーは有)小さなアパートが殆どですが、コンドミニアムやタウンハウス、戸建てという選択肢もあります。

パサデナ、サウス・パサデナともに、日本語教育については隣接のSan Gabriel市にある日本語幼稚園や日本語学校があり、この付近には、日系のスーパーマーケット、ミツワの他に韓国や中国系のスーパーマーケット、日本人経営の鮮魚専門店などがあります。

ダウンタウンLA 勤務で家族帯同のお客様の多くが、日本の商品やサービスが充実しているトーランス近辺に住まれます。便利なのは間違いありませんが、異国情緒を満喫されたい方は、今回ご紹介したパサデナ方面を検討されても良いかもしれません。

Westgate Apartments
【賃貸】2ベッドルーム$3,342~
洗濯乾燥機付、温水プール、スパ、駐車場有。 Whole Foods Market まで徒歩12分。オールドパサディナにも近い、800ユニット以上の集合住宅。
Holly Street Village 
【賃貸】2ベッドルーム$2,693~

洗濯乾燥機付、プール、ジム、駐車場有。
駅に隣接したアパート。オールド・パサディナが徒歩圏内。

Avila in Pasadena     
【賃貸】2ベッドルーム$3,365~
洗濯乾燥機付、プール、ジム、テラス、駐車場有。
メイドサービスが1週間に1回無料。
GAFAの存在感が増す
マンハッタン・オフィス市場

テック系企業が米国経済で存在感を増す中、2019年はGAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)による大型ディールがニューヨークの商業不動産市場を沸かせました。昨年半ばまでは、WeWorkに代表されるCo-Working SpaceやFlexible Spaceが競う様に物件を賃貸していましたが、昨年後半からGAFAがとって代わった状況です。

不動産仲介業者サビルズが世界30都市を対象にまとめたハイテク都市ランキングでは、サンフランシスコを抜き、ニューヨークが首位に躍り出ました。アートや文化、メディア、商業など世界の最先端を体感できる活気あるニューヨークで拠点を拡大する動きが広がっています。時代の先端を行くサービスを開発・提供する企業にとっては、拠点を構える価値がある都市として、ニューヨークの価値を再認識された結果となりました。
背景には、サンフランシスコ・シリコンバレーエリアのオフィススペースの供給のひっ迫と賃料の高騰、生活コスト(住宅賃料)従業員の賃金の高止まりなどから、ニューヨークの拠点を拡充するハードルが相対的に低くなったこともあると思われます。優秀な人材の確保という点でも、一説にはGAFAはニューヨークの金融系の人材に目を付けていると言われています。

ニューヨークのオフィス市場は2000年から2019年まででClass Aと呼ばれる大型ビルの総床面積は298百万平方フィートから340百万平方フィートに増えました(14.1%、58百万平方フィート増)。ダウンタウンのワールドトレードセンターやミッドタウンの西側のハドソンヤードの再開発による大型の新築オフィスビルの供給と、それらに連動した既存ビルの大規模改装がこの動きを後押しした様です。

企業別の動きを見ると、Googleはニューヨークのミッドタウンサウスの西側で賃貸していたビルを2010年に購入し、その後も継続的に近隣のオフィスにも拡張し続けていました。昨年7月、自社ビルの近隣のハドソンスクエア(Hudson Square) にあるオフィスビルと賃貸契約を結び、契約面積は130万平方フィートに上ります。オフィス拡張のために、2018年に近隣にニューヨークでの自社ビル2軒目となるチェルシーマーケットの建物を購入したばかりでした。マンハッタンに構える同社のオフィススペースは合計300万平方フィートにもなります。これは東京ドーム21個分に相当します。

続いてFacebookは、同年11月にハドソンヤードにある建設中のオフィスビルと賃貸契約を結びました。3つの建物にまたがる新オフィスの契約面積は合計150万平方フィートになります。先のグーグルの大型契約を超える、昨年でニューヨーク市で最も大きい契約となり注目を集めました。ビルオーナーが約45万平方フィートを借りようとしていた弁護士事務所と契約交渉を締結直前で打ち切り、同社と契約したことでも話題になりました。

一方、昨年2月にマンハッタンからイーストリバーを渡ったニューヨーク市クイーンズ区での第2本社の開設を断念したAmazonですが、昨年12月に入って、ハドソンヤード近くに34万平方フィートのオフィスビルを賃貸するとの報道がありました。前回はニューヨーク州からの多額な税優遇を受ける条件が地元の反発を買い断念しましたが、今回は税優遇なしで新規の増床を決めたとのことです。もっとも、前回は25,000人規模のオフィスを予定していましたが、今回は1,500人程度と、その規模は10分の1以下ではあります。

残るはAppleですが、前述の3社に比べて元々のニューヨークでのオフィス規模は小さく、オフィス賃貸という点では昨年は大きな動きは見られませんでした。水面下では何らかの動きがあるのかも知れません。

時代とともに変貌を遂げるニューヨーク。国内外が豊富な資金や優秀な人材が集まり、時代の最先端を肌で感じられる都市として進化し続けています。業界にもよりますが、多くの日系企業にとっても拠点を置く価値がある大都市であり続けるだろうと、改めて認識させられる動向です。

リダックからのお知らせ
シンガポール・オフィスの開設

世界屈指のグローバル都市であり、アジアを代表する金融センターの一つであるシンガポールに「Relo Redac Singapore」を開設しました。リダックとして初めてのアジア拠点となります。まずは住宅斡旋サービスの提供から開始し、在シンガポール日系企業のさまざまなリロケーションニーズにお応えしていきたいと思います。

Relo Redac Singapore
【所在地】20 Kramat Lane, #03-12 United House, Singapore 228773
【e-mail】info@redacinc.com.sg

これからアメリカに赴任される方必見!
無料Webオリエンテーション参加予約受付中

これからアメリカに赴任される方を対象に、毎月第三金曜日に「アメリカ赴任前webオリエンテーション」(参加無料)を開催しています。次回は以下の日程となります。 

アメリカ赴任前webオリエンテーション
2月21日(金)日本時間の夜11時~

◆アメリカでの住宅探しは日本とどう違うの?
◆生活環境はどんな感じ?治安は?
◆炊飯器は持って行った方が良いの?他に持って行くべきものは?
◆子供の学校は現地校がいいの?他の人は日本語教育をどうしているの?

等々、赴任前の様々な疑問にお答えします。オリエンテーションの最後には質疑応答の時間もありますので、ご不明な点はお気軽にお尋ねいただけます。

「アメリカ赴任前Webオリエンテーション」への参加申込方法 
①参加ご希望日 ②お名前 ③会社名 ④電話番号 ⑤emailアドレス ⑥ご赴任予定地(州・都市名) ⑦渡米予定のご家族構成 ⑧渡米予定時期 ⑨当オリエンテーションを知った経緯を明記の上、relocation@redacinc.comまでお申し込みください。

全米どこでも、ご赴任者の住まいをお探しします

ご存知ですか?
リダックでは、全米どの都市でも賃貸住宅の斡旋サービスを提供しています。上記の都市名は弊社の拠点があるエリアとなりますが、加えて上記の赤丸の通り、最近日系企業が増えているアトランタ、ヒューストン、ナッシュビル、シアトル、ポートランドを始め、全米のネットワークを駆使して、米国内のあらゆる都市でご赴任者に安心・安全な住まいを提供しております。サービスの概要はこちらをご覧ください。

新規ご赴任がいらっしゃる人事総務の方、これからご赴任予定の方、一度リダックへご相談ください。

商業不動産サービス

リダックでは、オフィス賃貸を中心とした商業不動産サービスも提供しています。新規契約・契約更新などお気軽にご相談下さい。

> サービスの詳しい内容についてはこちら

個人損害保険

リダックアドバンテージにて、テナント保険、自動車保険、アンブレラ保険を取り扱っています。万が一の事故の際に、日本語でやり取りできるので安心です。

> 保険商品の詳しい内容についてはこちら

ロンドンの不動産のことなら、
リロ・リダック・ストラットンズへ

リダックの姉妹会社、リロ・リダック・ストラットンズは、ロンドンの住宅賃貸・売買のサービスを提供しております。

> サービスの詳しい内容についてはこちら

全米14拠点のネットワーク
北米のリロケーション・不動産のことならリダックへお任せください
本メールは marketing@redacinc.com よりmarketing@redacinc.com 宛に送信しております。
1010 Avenue of the Americas, 4th Floor, New York, NY 10018 © 2020 Relo Redac, Inc. All rights reserved.


配信停止 | 登録情報更新 | このメールを転送する | 迷惑メールと報告する