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Nov 25, 2020 [Vol.531]

読者の皆さま、こんにちは。
リダック ニューヨークオフィスです。

アメリカではホリデーシーズンを前に、再びコロナ感染者数が増え続けています。明日から始まるサンクスギビングの休暇で人の移動が増えることで、更に感染が拡大するのではないかと心配の声も上がっていますが、マスクの着用とソーシャルディスタンスを守り、感染には十分注意したいところです。

さて、今回はニュージャージーより、戸建て物件のマーケット状況についてご説明します。また、前回に引き続き、アメリカで住宅購入をお考えの方向けへ、「初めての自宅購入、手続きの流れと注意すべきポイント」というテーマの記事をお届けしますので、是非ご参考にしてください。

コロナ禍のアメリカ不動産
ニュージャージーの一軒家マーケット

今年の4月、コロナの影響により、これからは、部屋数の多い一軒家の需要が増えると書きました。予想の通り、6月からニュージャージー州の一軒家には、バイヤーが殺到しています。Realtor.comによると、5月の時点で郊外を検索する数は13%アップしていたそうです。十分、通勤圏であるにも関わらず、意外にニューヨーク州にお住まいの方々にニュージャージーは居住地域として認知されていませんでした。が、今は、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ウエストチェスターから、多くの購入希望者がニュージャージーに物件探しに来ています。6月から始まったニュージャージ一軒家購入熱は、11月になった現在も冷めていません。

今年、私が、7月にパラマスにマーケットに出した一軒家は、NJMLSという不動産サイトに載せて、20分後にはすでに家を見に来ているバイヤーがいました。翌日は、30組のバイヤーが内覧に来て、大盛況になり、その日の内にオファーが出ました。


この一軒家購入フィーバーの理由としては、COVID-19の感染リスクを避けるために、人口密度の高い地域から離れたい、ローンの利息が安い内に購入したい(30年固定ローンで2.5%)の2つの理由が筆頭になります。一方、売り手側としては、2005年以来の完全なる売り手市場になっているので、希望金額もしくは、それ以上の金額で売れます。

 

S&P/ケース・シラー20都市圏住宅価格指数によると、今年8月の全米の不動産価格は、5.2%上昇したそうです。そろそろ、家を売って、集合住宅に越す、もしくは、他州、自国に越そうかと考えている人には今がチャンスになります。しかし、コロナ状況下で、自分が住んでいる家を内覧させるには抵抗があるという方も多くいます。キーポイントは、経験があり、行政の指示に沿って、尚且つ、この特殊な状況を仕切れるエージェントを雇うことです。それは、誰でしょう?私です。

ニュージャージーオフィス 古姓美智子 
Phone: (201) 779-4508 
email: mfurusho@redacinc.com

アメリカで初めての自宅購入
手続きの流れと注意すべきポイント
【前編】

まずは買主側の不動産エージェントを決める

前回ご説明しましたが、買主が買主エージェントへ支払う仲介手数料は不要のため、使わない手はありません。今や誰でもインターネットで物件情報をリサーチすることが出来ますが、例えば、あまり馴染みのないエリアで気になる物件を見つけた場合、その土地に明るい不動産エージェントにエリアの情報を詳しく聞くことができたり、インターネットでは知りえない情報を事前に入手でき、内覧に値する物件かどうかを事前に判断できるため、時間や労力の節約にもなります。特に中古物件の流通が一般的なアメリカでは、物件価格の裏にいろいろな事情が含まれている場合があります。


気になる物件を見つけたら内覧申込・内覧

内覧に値する物件だと判断したら、買主エージェントを通して内覧の申込をします。まだコロナの感染リスクがありますので、物件見学の際には必ずマスクを着用するようにしましょう。日本では、マイホームは一生に一度購入するもの、という考え方が主流ですが、アメリカでは一生のうちに何度も家を購入することが珍しくありません。従って、将来的に売却することも視野に入れ、リセールの価値も考慮されることをお薦めします。物件選びのチェックポイントとしては、次の通りです。

立地(治安・生活利便性・学校区のレベル等):
物件の修復は後からいくらでも可能ですが、立地は変えることが出来ません。不動産選びの際に最も重要なポイントとなります。学齢期の子供がいる場合は、学校区のレベルがチェックポイントの最優先事項となるかもしれません。

 

騒音・日当たり:
物件によっては、昼間と夜間で家の周りの騒音が大きく異なる場合がありますので、きちんと確認しておきましょう。

 

間取り:
ご自身の生活スタイルに照らし合わせて、使いやすい生活導線になっているかどうか検討してみましょう。なお、中古物件の場合、以前一般的だった各部屋を仕切る間取りが多い傾向にあります。オープンな間取りやご自身にとって使い勝手の良い間取りをご希望の場合は、購入後のリノベーションプラン、及びリノベーション費用も視野に入れて物件を探すと良いでしょう。

 

アメニティの充実度:
コンドミニアム等の集合住宅の場合は、住人のための共有施設・サービスについても確認しましょう。

 

物件の管理状況:
集合住宅の場合は、管理の責任範囲は自己所有部分の不動産に限られますが、戸建ての場合は建物全体の管理が必要となりますので、後で思わぬ出費とならないよう、購入時の物件の状態(屋根、外壁、窓、水回り等)も入念にチェックしましょう。

 

地域の将来性:
その地域の人口構成や推移、今後の土地開発計画の有無なども確認し、将来的に価値を維持できるかどうかも判断しましょう。また将来貸し出すことも視野にいれて賃貸の動向についても確認しておくと良いでしょう。

 

その他、共益費、管理費、固定資産税等毎月かかるコストについても必ず確認しましょう。

オファー(購入の意思表示)を出す

気に入った物件が見つかったら、購入希望のオファーを入れます。オファーの際には、通常以下の条件を提示します。

 

1.希望購入価格

2.現金か、モーゲージ(住宅ローン)利用か。モーゲージ利用の場合はその金額

3.クロージング(最終引渡し)希望日

4.修理など、売主の対応を希望する条件

 

希望購入価格は、マーケットを熟知しているエージェントと相談して決めましょう。活発なマーケットでは見当違いな金額提示で相手にされなかったり、考えすぎてタイミングを失ったりと、せっかくのチャンスを生かせない場合があります。特に、コロナの影響が大きい住宅マーケットでは、とても速いスピードで物件が売買されています。物件とは出会いですので、タイミングよく動くことが大切です。また、モーゲージを付ける場合は、金融機関からの仮承認書(Pre-approval letter)を添えて出すと、より確実性の高いオファーと見なされ有利です。

 
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