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Sep 23, 2020 [Vol.529]

アロハ読者の皆様、リダック・ハワイオフィスです。

 

コナウィンドの南風で少し蒸し暑い日が続いています。ロックダウンでイタリアのベネチア運河が美しさを取り戻したように、ここハワイのハナウマベイ州立公園も3月18日以来、海水の透明度が4割も改善し、希少なモンクシール(アザラシ)やウミガメが顔をのぞかせることも多くなっています。ハワイ州政府は10月15日から事前検査プログラムによって観光再開の準備を着々と進めています。

ハワイでは、早朝にビーチを散歩したりフライフィシングなどしていると、海の色はただのブルーではなく、コバルトブルー、パープル、エメラルドグリーンなどその時の天候や太陽の位置で刻々と変わり、心が洗われるかのようです。


さて、今回はそんなハワイより、世界中の人々を惹きつけてやまない魅力の理由と、最新のホノルル不動産マーケットについてご説明します。また、ニューヨークからは、コロナ禍でマンハッタンの不動産マーケットにどのような動きが出ているのか、最新の不動産賃貸・売買マーケット情報をお届けします。

揺るがないハワイの魅力と
ホノルルの不動産市況

「旅はハワイに始まり、ハワイで終わる」世界中を旅した人々が最後にハワイにたどり着く、これは観光地としてあまりにも成熟した古い黄金律のセリフのようでいて、もっと深いところに実はまだまだ知らないハワイがあるのかもしれません。

1861年に起きたアメリカの南北戦争をきっかけに、ハワイでにわかに砂糖産業が発展し、サトウキビ畑のプランテーションへ、その後はパイナップル産業に日本を含む各国から労働者が集まりました。船乗りが着る丈夫なパラカシャツを手先が器用な日系移民が再利用して着たものがアロハシャツの起源、というのは移民の話によく出てくる物語です。そしてプランテーションの労働者たちは自分たちの郷土料理のお弁当をサトウキビ畑に持参し、サイレンの音が鳴り響きカウカウタイム(ハワイ語で食べるという意味)の号令で束の間の休憩、炎天下の中でお互いに言葉が通じない間柄でも自国の料理のおかずを交換して分かち合ったことから、ハワイのコンフォートフードであるプレートランチが生まれたと言われています。それぞれのおかずはメルティングポットのように混じり合うよりも個々にお互いを気遣い尊重し共存するという、人々のアロハ・スピリットを表しているかのようです。

頬を撫でられるようなトレードウィンド(貿易風)は世界でも稀で、このお陰で年間を通して気候が良く、地震の心配がなく、畏敬の念を覚えるほど美しいハワイの地は、今も昔も変わらず世界中の人々を魅了しています。

ハワイで別荘や保養所を持ち続ける日系企業や日本人オーナーは多く、ここ数年は別荘オーナーの世代交代が始まり、今は半分投資・半分自己使用ができる利便性の高いコンドテル(ホテル・コンドミニアムの造語)が人気です。このような背景から2009年のトランプ・インターナショナル・ワイキキ、2016年のリッツ・カールトン・レジデンス、そして2023年末には、あのマンダリン・オリエンタルが顧客ニーズを研究し尽くし、5つ星ホテルとレジデンスを融合した、全く新しいオーナーシップの形でホノルルにオープンします。

ホノルル不動産協会によると、現在の状況下で不動産売買の取引件数は昨年対比で2割ほど減りましたが、取引価格の中間値は若干上昇しているとのことです。住宅ローンが史上最低の金利のため、当地で初めて住宅を購入する層の需要が高く市場をけん引しています。限られた在庫の中から選択せざるを得ない状況のため、少しでも状態の良い綺麗な物件は適正価格であれば1~2週間ぐらいで直ぐにオファーが入る勢いがあります。2週間の自主隔離が未だ解除されないオアフ島でも、バーチャル内覧によってアメリカ本土や海外からオファーが入ることもニューノーマルになりつつあります。 

一方で、コンドテルの不動産売買に関してはこの状況で観光客が減り、よりリーズナブルな価格で取引されております。いずれは近い将来、収束するこの現状の先を見据えて、この魅了して止まないハワイに別荘の資産をご購入されるチャンスかもしれません。ハワイでオーセンティックな世界の文化のテイスティングをしてみませんか?

アメリカ不動産マーケット動向
コロナ禍のマンハッタン不動産賃貸・売買マーケット

ここ最近、マンハッタンの賃貸マーケットでは大手ディベロッパーの物件など2年契約で4カ月のフリーレントを提供したり、その他テナントにフレンドリーな条件をつけて誘致する活動が盛んです。コロナの影響でマンハッタンから郊外への移住が増える動きがあるなか、マンハッタンのアパートは空室が増え、コンドミニアム(分譲マンション)等のオーナーは大きな打撃を受けています。更新の際は家賃据え置きとなるケースが多く、通常とは真逆のテナント優勢の市場になっています。

ニュース等で最近マンハッタンの家賃が10%下落したと報道されていますが、その背景にはこのような2~4カ月のフリーレントをつけることによってネット家賃を安く見せる方法がとられているからと言えます。ただし、契約書に記載される実質家賃はグロス家賃となり、オーナー側は契約満了後、不動産マーケットが戻ってきたらグロス家賃のレベルに家賃を引き上げられるように、とグロス家賃はそのままの設定にしているケースが多く見られます。従って、次の契約更新時に急に家賃が上がる可能性もあるため、契約時には注意が必要です。CNNニュースによると、直近のマンハッタンの空室率は3.67%と14年ぶりに高くなったとされています。

一方、ニューヨークの物件リスティング・プロバイダのOLRのデータによるとマンハッタンの売買マーケットでは、7月以降の新規契約数は昨年対比40%以上の減少となっているにも関わらず、新規で募集される物件数はロックダウン期間中の反動もあり、直近では昨年対比40%以上の増加となり、需要減・供給増の状況が短期的に起こっています。6月22日に社会経済活動の第2フェーズが再開される以前は、物件の見学が禁止されていたことと、第2フェーズ再開後における市場の回復期待から、売買募集価格の下落はあまり見られませんでした。しかし第2フェーズ再開後も売買市場に回復基調が見られないことから、7月以降では、募集価格を下げる物件数が第2フェーズ再開直前の3倍以上となっています。

一方で、FacebookやAmazonのオフィス拡張など、マンハッタンがシリコンバレーに次ぐIT拠点となりつつある動きがみられ、長期的には経済の中心としてさらに成長が見込めることを考えると、一時的にマーケットが落ち込んでいる今は、マンハッタンで不動産の購入を検討されている方には、良い物件を割安で購入するのに絶好のチャンスと言えます。

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