― “売れる仕組み”を、書店現場から再設計する ―
2026年5月12日、紀伊國屋書店の目黒本社にて、BOOKSELLERS&CO. 書店合同プロジェクト「G25フォーラム」第1回MTGを開催しました。
本フォーラムは、BS&CO.参画書店の現場責任者クラスが集まり、販売コミットモデルやデータ活用をさらに実践レベルへ落とし込むことを目的にスタートしたものです。
第1回となる今回は、紀伊國屋書店、NICリテールズ、CCC、旭屋書店、文教堂の現場責任者が参加。
「売上増×粗利率改善による利益最大化」をテーマに、現場視点での率直な議論が行われました。
冒頭、BS&CO.社長の宮城からは、
「今年度は粗利率改善に加えて、より一層“売上増”に注力し、書店粗利額増を目指したい」
という方針が共有されました。
その中でも今回は、売上上位基幹店舗を対象に、
を目標指標として設定し、“伸びしろ”をどう可視化し、具体的な販売施策につなげていくかが主要テーマとなりました。
会議ではまず、BS&CO.側から、
- TOP25店舗向け補充提案ツール
- ロングセラー銘柄の返品ゼロモデル拡大
といった新たな施策案が共有されました。
補充提案ツールについては、
- 「他法人で売れている商品情報は非常に参考になる」
- 「売り逃しに気づけるメリットがある」
といった期待の声が挙がる一方、
- 「大型店の販売傾向に引っ張られすぎない工夫も必要」
- 「現場担当者が“自店に合わない”と判断すると発注につながらない可能性もある
- 提案がただの提案に終わらない、実効あるスキームと運用方法の構築が課題
など、実運用を見据えたリアルな意見交換も行われました。
また、各法人の実際の現場オペレーション事例も紹介され、参加者同士が具体的なノウハウを共有する場となりました。
返品ゼロモデルについても議論が行われ、
- 「実績の出ている商品を、利益確保できる形で販売強化することが重要」
- 「返品ゼロ契約をきっかけに、ロングセラーが再び伸びた事例もある」
といった実績共有に加え、
- 「出版社との交渉前段階から、書店側で議論・合意形成できる場にしていきたい」
という意見も出されました。
さらに会議後半では、“法人の垣根を越えて取り組む意味”についても議論が広がりました。
「これだけの書店群が連携すれば、業界的な話題や新しい売れ方を意図的につくれる可能性がある」という声もあり、単なる共同仕入れではなく、“共同で市場をつくる”視点の重要性も共有されました。
最後に宮城からは、
- 「店側がまだ気づいていない“伸びしろ”を、BS&CO.として可視化し、提案できるようにしたい」
- 「既存商品の強化だけでなく、新しい売上をつくる挑戦もしていきたい」
と総括があり、第1回MTGは終了しました。
G25フォーラムは今後も継続開催を予定しており、BS&CO.は引き続き、現場起点での販売力強化と、書店主導の出版流通改革を推進してまいります。
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