「ネクストリボン 管理職研修(朝日新聞社・日本対がん協会共催)」を7月6日に朝日新聞社管理職向けにオンライン開催しました。ある日、「部下にがんになりました」と言われたら、どう対応したらよいか戸惑う人が多いと思います。この研修ではグループワークを通してその対応を考えてもらいます。
研修は2部構成で、1部はがん専門医と部下のがん治療を支えた上司の講演、2部はグループワークです。
グループワークでは、まず1対1で上司部下の役割りを決め、ロールプレイしてもらいます。次に3~4人1組の5グループに分かれ、ロールプレイで感じたことをふまえ、初めて話を聞いたときにどんな対応が良いのか?話を聞いた後でする事は何があるのか?仕事復帰後、社会復帰に向けてやれることは何か?など意見をまとめてもらいます。がん患者の3割ははたらく世代です。「がんの治療と仕事」は現代社会の乗り越えていかなければいけない課題です。
企業の管理職がこの問題と向き合うことが出来れば、がん患者の積極的な採用など、がんを正しく理解し、適切な判断を期待できるのではないでしょうか。
がんサバイバー・クラブ 大塚彩実