メルマガが100号になりました。ある種の感慨がありますね。
がんサバイバーは遠からず日本中で1000万人になるのでは?それなのに、がんという病気の世の中の理解が不十分で、サバイバーが差別されたり、職を失ったり・・・を何とかしたい、と願って2017年6月、日本対がん協会 本部内にがんサバイバー・クラブを設立しました。
その認知度を上げるため、私は全がん協加盟32施設を一筆描きのように、歩いて訪問しサバイバー支援を訴えたのです。2018年2月、雪の九州がんセンターを皮切りに、7月23日の北海道がんセンターまで。リアルに2500㎞は確実に歩きました。
各地のがんセンターでの職員、患者会の皆さんとの対話、途中でのサバイバーや一般の人々との交流は意義深いものでした。
がんは遠からず5年生存率70%を超えるでしょう。そう、がんは治る病気に変ってきたのです。「がん=死」のイメージを変え、がんは誰でも患る可能性のある普通の病気の一つ、とがんを巡る状況を変革したい。
がんサバイバー・クラブの意義は極めて大きいと考えます。引き続きの御支援をお願い申し上げます。
日本対がん協会 会長 垣添 忠生