希望と共に生きる
「がんサバイバー・クラブ」
メールマガジン第11号

大腸がんになった国際医療経済学者 (『日米がん格差』著者)、

アキよしかわさんの視点を伺いました。

 いつもがんサバイバー・クラブのメールマガジンをご購読いただきまして、どうもありがとうございます。隔週の木曜日に発行していきます。

 アキよしかわさん(59)は、10代半ばで米国に渡った国際医療経済学者です。お話しするときのアクションも豊かで、日本人離れした印象を与えます。アキさんはスタンフォード大学などで教鞭をとり、その後は研究だけでなく、実際に病院の経営分析・コンサルティングをしてきました。2004年に日本でも会社を立ち上げて、これまでに1700以上の病院の経営改善を支援してきました。経営の視点から病院を見るプロです。

 そんなアキさんが2014年秋、東京で受けた人間ドックで大腸がんと判明。ステージ3Bでした。都内の専門病院で手術を受け、ハワイで抗がん剤治療に取り組みました。患者になって初めて見えたこと、日米のがん医療の違いや日本が学べること、がん患者の本音……。「医療経済のプロ&患者」だからこそ、の視点をじっくり伺いました。一般の患者や家族が応用できるヒントもたくさんあります。どうぞ こちらをお読みください。

【患者会情報が300件を超えました】

 がんサバイバー・クラブのウェブサイトに掲載させていただいている 患者会・患者支援団体が300件を超えました。これまで0件だった富山県、和歌山県の団体も載りました。情報をご提供いただいている団体のみなさん、どうもありがとうございました。

 今回、2つの患者会のイベントを紹介させていただきました。「 若いがん体験者がつながり、よりよく生きる社会を考えるイベント」と「 すい臓がんの早期発見、治療の重要性を普及・啓発するチャリティイベント」です。

 

患者会情報、 イベント情報ともに、地域やがん種などから検索できるので、どうぞご活用ください。また、情報のご提供は こちらまでお願いします。お待ちしております。

【第2回「がんサバイバー・カフェ」のご案内】

 11月15日(水)の午後7時から午後9時まで、東京・銀座で、第2回「がんサバイバー・カフェ」を開催します。参加費は無料です。

 第1回の「がんサバイバー・カフェ」にご参加いただいた方たちから、「患者会の運営に効果的なデジタル・ツールの使い方をもっと実践的に教えてほしい」というご感想をいただきました。そこで今回は、「知って便利、使って簡単」でコストもかからない。そんなツールやデジタルメディアの具体的な活用方法を、「がんサバイバー・クラブ」でSNSやITを担当している、株式会社「ソーシャルカンパニー」社長の市川裕康がお伝えします。同時に、玉石混交のネット情報の検索のコツもお話しします。

 ネットやデジタルは難しいとつい敬遠しがちですが、知っておけば頼もしい味方になります。お気軽にご参加しください。仲間の輪も広がります。詳細は こちらです。

【アンケート「お化粧や外見ケアで工夫されていることを教えてください」】

 日本対がん協会と資生堂ライフクオリティービューティーセンターは隔月で、東京・銀座で、外見ケアセミナー「並木通りセミナー」を開催しています。参加費は無料です。

 次回は11月29日(水)。がん体験者の女性を対象に、眉の描き方、顔や手の黒ずみのカバー方法などをお伝えします。詳細は こちらでご確認ください。また、 9月に開催したセミナーの報告もご覧いただけます。将来的には、男性対象のセミナーも構想しています。

 さて、抗がん剤の副作用として、シミができたり肌が黒ずんだりすることがあります。一時的に髪の毛が抜けることも、よく知られていますね。

 みなさんは、外見ケアをどうされていますか? お化粧の工夫、クリームなどを利用したケア、ウィッグの選び方など、いろいろあると思います。この機会に、みなさんが実践している、あるいは心がけている方法を教えていただけますか。

 ご入力は以下のフォームからお願いします。お寄せいただいた声は、プライバシーを守る形で、「がんサバイバー・クラブ」のサイトなどでご紹介させていただく場合があります。また、日本対がん協会からご連絡を取らせていただく場合もあります。

 ご紹介やご連絡を希望されない方はその旨を、フォームにご記入ください。
【がん関連注目ニュースより】

 がんサバイバー・クラブのサイトでは平日はほぼ毎日、がん関連の注目ニュースを紹介しています。新聞社などからの話題のニュースを押さえるのに最適です。

 毎週15本程度の記事をご紹介しています。

 がん関連注目ニュースの過去掲載記事の一覧は こちらからご覧いただけます。

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 10月22日は、衆議院総選挙ですね。選挙戦のメインテーマにはなっていませんが、「2人に1人ががんになる」時代。あなたの隣にがん体験者がいます。すれ違った人がサバイバーでも不思議ではありません。政治家のみなさんには、がんサバイバーが生きやすい社会を作ってほしいものです。それはきっと、がんに限らず、社会的弱者と言われる人たちが伸び伸びと過ごせる社会のはずです。

 だんだん寒くなってきました。どうぞご自愛なさってください。

  2017年10月19日 がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

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