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がんサバイバー・クラブのウェブサイトの看板企画「垣添忠生サバイバーストーリー」にご登場いただいた坂下千瑞子(ちずこ)さん(51)は、白血病などを治療する血液内科の専門医です。日本対がん協会会長の垣添との対談では、たおやかな感じでお話しいただきました。
印象とは裏腹に、坂下さんの闘病は厳しいものでした。2005年、呼吸器内科医の夫と幼い娘と滞在していた米国で、背骨にがんが見つかりました。帰国して、「腫瘍脊椎骨全摘術」という、坂下さんでさえ初めて聞く手術を受けました。手術は成功しましたが、その後、2度再発します。3年前には大腸がんも発症しました。
娘のためにも「生きたい」。強い気持ちで向き合ってきました。同時に、リレー・フォー・ライフの活動にも積極的に関わり、仲間たちと思いを共有してきました。故郷の大分での開催にも尽力しています。
坂下さんのお話からは、がんになっても「人生の主役は自分」という力強いメッセージが込められています。勇気づけられます。どうぞご覧ください。