希望と共に生きる
「がんサバイバー・クラブ」
メールマガジン第16号

予告!大林宣彦監督に垣添忠生が迫ります。 2017年、多くのみなさんにアクセスされた記事、患者会とは?

 いつもがんサバイバー・クラブのメールマガジンをご愛読いただきまして、どうもありがとうございます。隔週の木曜日に発行しています。  
 

 映画監督の大林宣彦さんと言えば、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作などで日本人の心をつかんできました。青春の思い出と重なる読者の方もいらっしゃることでしょう。

 先日、有楽町で、大林宣彦監督の映画「花筐(はながたみ)」を観ました。3時間近い大作から伝わってくるのは、戦争と結核という理不尽に命を奪おうとするものに対する若者たちの強い意志でした。生も、そして死も、おまえたちの好きにはさせないぞ、と。

 大林監督は、この映画の撮影が始まる直前に、肺がんのステージ4を告知されました。しかし、治療を続けながら完成させ、さらに次回作へと意欲を燃やしています。

 新春第一弾の「垣添忠生のサバイバーストーリー」では、そんな大林監督をゲストにお迎えしています。現在、映像を編集中です。楽しみにお待ちください。

2017年を振り返って「サバイバーストーリー」やコラム「がんと生きる」などに多くの方にご協力いただきました。

 がんサバイバー・クラブが発足して約7カ月。「垣添忠生のサバイバーストーリー」では、第1回に 一般社団法人全国がん患者団体連合会」理事長の天野慎介さんにご登場いただいたのをはじめ、 エッセイストの岸本葉子さん NPO法人「マギーズ東京」共同代表の鈴木美穂さん 血液内科医の坂下千瑞子さんらのお話を伺いました。がんを体験したからこそ分かる思いや、闘病中の方やご家族へのヒントに満ちています。

 また、シリーズ「がんと生きる」でも、サバイバー、ケアギバー(がんの当事者をケアしている人)、医師などさまざまな方の物語を紹介させていただきました。シリーズでもっとも読まれたのは、 国際医療学者が、大腸がんになってわかったこと ~アキよしかわさんの心~でした。日米で活躍するエネルギッシュなアキさんがインタビューの最後のほうでおっしゃった、「肉を食べるのをやめたのです。動物を食べたくなくなった」「前は60歳で引退するつもりでしたが、『80歳まで仕事しよう』と思うようになりました」という言葉が印象に残りました。


 2017年の「サバイバーストーリー」やコラム「がんと生きる」はこちらからご覧ください。

 2018年には、「明日のがん治療」はどうなるのか、正しいがん情報の見極め方など、新たなコンテンツも随時、発信していく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
【がんとの共生社会を目指す「ネクストリボン」イベントご案内】

 2人に1人ががんになる一方で、がんとわかってからも長生きできる時代になってきました。そこで求められるのは、暮らしの質をどう保つか。なかでも、仕事とがん治療の両立は、サバイバーだけでなく、企業にとっても大きな課題です。


 日本対がん協会と朝日新聞社は2月4日、東京・丸の内の丸ビルホールで、「がんとの共生社会づくり」を目指すネクストリボンプロジェクトのイベント(特別協賛POLA、厚生労働省、経済産業省など後援)を開催します。


 第1部(10時30分~11時45分)はプレゼンイベント「がんについて語ろう」。女優の古村比呂さん、タレントの向井亜紀さん、一般社団法人「キャンサーペアレンツ」の西口洋平代表理事らが語り合います。


 第2部(14時30分~17時)はシンポジウム「がんとの共生社会を目指して」。中川恵一・東京大学医学部付属病院准教授の基調講演をはじめ、ポーラの横手喜一社長、伊藤忠商事の小林文彦専務執行役員らの鼎談などが続きます。


 事前のお申し込み制で、1部と2部は完全入れ替えです。参加費は無料。締め切りは、2018年1月19日(金)。定員は各300名で、応募多数の場合は抽選となります。

詳しくは こちらまで。

【患者会・患者支援団体ランキング・都道府県編】

  好評だった「患者会・患者支援団体ランキング」を、今度は都道府県別という切り口でまとめてみました。

 1位東京都、2位神奈川県、3位大阪府と、人口が多いところが上位に並びました。それぞれの都府県内で最も多くアクセスされたのは、1位の東京都では「 Team CML@Japan」、2位の神奈川県では「 がんサロン おしゃべリバティー」、3位の大阪府では「 がんサポートコミュニティー」でした。どの団体も個性が光ります。どうぞ こちらをご覧ください。

 患者会・患者支援団体情報もお待ちしております。 お問い合わせフォームから情報をお寄せください。

【スタッフ便り、更新しました】
 「がん患者さんのために何かしたい!」。そんな想いから始まった「並木通りセミナー」が約10年を迎えました。資生堂ライフクオリティービューティーセンターと日本対がん協会の共同企画です。

 11月29日の「元気に見えるメイク体験 ~明るい肌色作りと眉・アイラインの描き方~」に、日本対がん協会の大石しおりがお邪魔して、メイクの力を実感をしました。その様子を大石が スタッフ便りにまとめました。

【編集後記】

 今日はいわゆる仕事納めの日。まもなく2018年を迎えます。6月に産声を上げた「がんサバイバー・クラブ」も、みなさんのお力で成長してきました。


 前回のメルマガで1,000人に達したとご報告したメルマガご登録者数は、あっという間に1,100人を超えました。フェイスブックの「いいね!」数も1,100に上りました。また、 「小林麻央さんについての思い」など、いくつかのテーマで行ったアンケートでも、真摯で貴重なご意見を多数、お寄せいただきました。どうもありがとうございました。

 これからも、見ごたえ・読みごたえがあり、お役に立てる情報を発信し、サバイバーカフェの充実も図ってまいります。ご紹介・ご寄付などを賜れば、大変うれしく存じます。

2018年もどうぞよろしくお願い申し上げます。よいお年をお迎えください。

2017年12月28日
がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

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