希望と共に生きる
 
「がんサバイバー・クラブ」
 
メールマガジン第18号
映画作家の大林宣彦さんが語る「がんとの付き合い方」

 いつもご愛読いただきまして、どうもありがとうございます。隔週の木曜日に発行しています。

  年末のメルマガでお伝えした、映画作家の大林宣彦さん(80)と日本対がん協会会長の垣添忠生の対談動画が完成しました。

 大林さんには、1977年のデビュー作「HOUSE/ハウス」より以前に完成していた幻の脚本がありました。「花筐」。原作は檀一雄さんの小説です。檀さんに映画化をお願いしに行くと、肺がんの末期で、遺作となった『火宅の人』を口述筆記されていました。このときは檀さんが亡くなったことなどもあり、映画化は中止。

 それが、40年の時を経てよみがえります。まさに撮影が始まる前日、大林さんは、ロケ地の佐賀県唐津市の病院で、肺がんのステージ4と告げられました。余命3カ月。2016年8月のことでした。

 それから1年半。治療を続けながら映画『花筐/HANAGATAMI』を完成させ(昨年12月公開)、今は次回作に挑んでいます。映像が浮かぶような大林さんの語りに、垣添もすっかり魅了されました。こちらからご覧ください。なお、対談は週刊朝日2月9日号(1月30日発売)にも掲載されます。

インターネット検索、ちょっとした工夫を

 がんサバイバー・クラブのサイトでお届けしている「がん関連注目ニュース」が、このほど、「nor.(ノアドット)」さんに「キュレーション活動」(ネット上の情報を収集、まとめて価値を高めること)として紹介していただきました。ありがとうございました。

 せっかくの機会ですので、ネットでニュースを検索する際のちょっとしたコツとして、絞込み機能の使い方をご紹介しました。 こちらをご覧ください。

2月のがん関連イベントをまとめました

 早いもので、1月もそろそろ終わりですね。 2月のがん関連のイベントをまとめました。新たな知識、情報、人のつながりを得られるチャンスです。どうぞご活用ください。

 みなさんの活動レポートもご紹介させていただきます。写真や動画も大歓迎です。 こちらまでお願いします。お待ちしております。

 2月4日(日)は、「ワールドキャンサーデー(世界対がんデー)です。東京・築地では、UICC(国際対がん連合)日本委員会による市民公開講座「ワールドキャンサーデー つながる力、つなげる想い」が開かれます。

 第1部「がんは予防できる」、第2部「全てのがん患者に優れた医療を!」、第3部「一緒に行動しよう」の3部構成です。中釜斉・国立がん研究センター理事長、野田哲生(UICC日本委員会委員長/がん研究会がん研究所所長)ら多くの専門医、エッセイストの海老名香葉子さんらの著名人が登場します。

 夕方6時からは汐留で「LIGHT UP THE WORLD」も開催されます。市民講座に参加された方には参加証を配布いたします。

 いずれも参加費は無料です。詳しくは こちらまで。

第3回がんサバイバーカフェが2月1日に迫りました

 2月1日(木)午後6時半から、銀座の「日本対がん協会」で、第3回「がんサバイバー・カフェ」を開催します。今回のテーマは、「『全国縦断 がんサバイバー支援ウォーク』 ~垣添忠生とがんサバイバー支援について語ろう~」です。

 元国立がんセンター総長で対がん協会会長の垣添忠生(77)は、自身もサバイバーで、妻を肺がんで亡くした経験を乗り越えました。そんな垣添が、2月5日から夏までかけて、福岡県を皮切りに、全国がんセンター協議会(全がん協)加盟の32病院、約3,500kmの道のりを歩き、がん患者支援を訴えます。

 その思いを、サバイバー・カフェに参加される皆さんとアットホームな雰囲気の中で共有できたらと思います。一緒に語り合いませんか。

 参加費は無料。詳細、お申し込みは こちらまで。

社会保険労務士による「がんと就労」電話相談 予約受付中です

 特定社会保険労務士の近藤明美さんによる無料の「がんと就労」電話相談を実施しております(予約制、毎月2回、1人40分。お電話代はご負担いただいております)。
 現在予約受付中の相談日は、2月9(金)午前、2月27日(火)午後です。ご希望の方は、03-3541-7835(10:00~17:00)でご予約ください。

 近藤明美先生のインタビュー記事は  こちらからご覧いただけます。

編集後記

 1月20日は、今年の大寒。合わせたように、22日に関東に雪が積もりました。テレビは新宿駅など人が集まる場所から中継していましたが、個人的には、エレベーターもないような古い団地に住んでいる高齢者はどうしているのかな、と気になりました。そして、雪下ろしの若者のいない豪雪地帯の冬を改めて思いました。見えにくいところにこそ、困難はある。がん対策でも忘れてはならない視点ではないでしょうか。

 がんサバイバー・クラブのメンバーにも厳しい状況を乗り越えたサバイバーもおり、できる限り細やかに目配りして活動を続けてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ご紹介・ご寄付などを賜れば、大変うれしく存じます。

 まもなく立春ですね。どうぞご自愛ください。

 

2018年1月25日

がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

 よろしければぜひこのメルマガをご友人、ご家族など、興味を持っていただけそうな方に共有いただけますと幸いです。無料講読フォーム、過去のアーカイブは以下のリンクからご覧いただけます。

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