希望と共に生きる
 
「がんサバイバー・クラブ」
 
メールマガジン第19号

垣添忠生が3500キロのサバイバー支援ウォークに出発しました

 いつもご愛読いただきまして、どうもありがとうございます。隔週の木曜日に発行しています。

  日本対がん協会会長の垣添忠生が、2月5日、総移動距離約3500キロに及ぶ「全国縦断 がんサバイバー支援ウォーク」をスタートさせました。

 福岡市南区の九州がんセンターを皮切りに、札幌市の北海道がんセンターまで、全国がんセンター協議会加盟の32病院を、原則として徒歩で訪ねて、サバイバー支援を訴えます。できる限り各地のサバイバーの方と語り合います。道中は、がんサバイバー支援を訴えるのぼりをリュックに差して歩くなどして、人々の目に留まるように工夫します。

 垣添は、76歳。大腸がんと腎臓がんのサバイバーです。約10年前に妻を肺がんで亡くし、昨年は四国八十八カ所のお遍路めぐりを達成しました。足には自信はあります。

 スタートの日は、雪が舞っていました。リレー・フォー・ライフ・ジャパン福岡の仲間らも一緒に歩いてくれました。2日目は単独行。雪の中、トラックの運転手さんが励ましてくれました。道々、お遍路の「お接待」のように応援してくださる方もいらっしゃいます。
 がんサバイバー・クラブのサイトに特設ページをつくり、日々、一言ブログを更新しています。また、自撮りの練習もして、 インスタグラムでも発信中です。どうぞご覧ください。

 初日に同行した、日本対がん協会事務局長の岡本宏之の随行記( スタッフ便り)も合わせてご覧ください。

第3回がんサバイバーカフェを開きました 

 垣添の出発直前の2月1日、東京・銀座(築地市場のそばです)の日本対がん協会のオフィスで、第3回がんサバイバー・カフェを開きました。フォトグラファーで子宮頸がんのサバイバーである木口マリさんに垣添へのインタビューをお願いしました。

 木口さんは「がんフォト*がんストーリー」の代表でもあり、サイトで、たくさんのサバイバーや家族らの写真を公開しています。その一部を展示して、木口さんのお話も伺いました。名古屋からお越しくださった腎がんのサバイバーの方もいらっしゃいました。当日のレポートは こちらからご覧ください。

FFJCPに参加して~スタッフ便り~

 がんサバイバー・クラブの横山光恒が、1月27、28日に秋葉原で開かれたFFJCP『新しい展開:新しいがん医療と患者参画を考える』に参加しました。50団体以上の患者会の方らが集まり、情報交換や問題点の共有を行いました。

 横山もサバイバーで、岐阜県で患者会活動に取り組んでいました。それだけに、思いはひとしおです。 スタッフ便りにまとめました。

泣きたいときには泣こう ネクストリボン報告

 2月4日、日本対がん協会と朝日新聞社が主催の「ネクストリボン2018 ~がんとの共生社会を目指して~」が、丸ビルホール(東京・丸の内)で開かれました。

 午前の部では、5人のサバイバーが登壇。女優の古村比呂さんが子宮頸がんを再々発して、今年1月から抗がん剤治療を始めたことを明かしました。「これも、私の運命です。生きていこう、と強く思っています」「がんに『ともに仲良く歩み寄っていきませんか』と言ったら、体の力が抜けて、気持ちが軽くなりました」。語りに会場が引き込まれました。

 ほかにも、「泣きたいときには泣こう」(俳優・タレントの小西博之さん)、「がんとの闘いに加えて、世間や自分が作り出したがんのイメージとの闘いでした」(松さや香さん)といった印象に残る言葉をたくさん聞けました。

 午後は、サッポロビールのサバイバーの方、伊藤忠商事とポーラの経営陣らが講演や鼎談を行いました。サバイバーの就労は、今や企業側の課題になっており、解決に向けて第一歩を踏み出しつつある。そんな息吹も感じられました。詳しくは こちらで。

花が運ぶ一足早い春をどうぞ

 春は名のみ、の季節ですね。今年はより一層、実感します。でも、花は一足先に季節を運んできます。南房総では、ポピー、キンセンカ、ストックなどが多彩な色で微笑んでいます。一方で、九州の阿蘇高原では、山をバックに伸びる樹氷が、見る者の気持ちを清らかにしてくれます。

 そんな写真と動画をアップしました。一息入れて、どうぞ こちらで味わってください。

編集後記

 がんサバイバー・クラブでは、サイト内に新たに「がんサバイバーnet(仮)」を設置したいと考えています。利用者がオンライン上でつながり、リアルタイムで交流できる「場」です。全国のサバイバーをつなぐことで、一人で悩み、苦しむ人を救えます。どなたも登録できますが、セキュリティを守るため、会員専用のコミュニティにします。クラウドファンディング A-portで支援を広く募っています。ご支援賜れば幸いです。

  大雪に見舞われた北陸のみなさんはもちろんのこと、厳しい冷え込みで体調の維持も難しい天候が続いています。どうぞご自愛なさってください。

 

2018年2月8日

 

がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

 

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