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石弘光さん(80)は、一橋大学の元学長(現名誉教授)です。小泉内閣の政府税制調査会の会長、というほうがピンと来る方もいらっしゃるでしょう。白髪をきれいに分けた髪型が印象的で、毅然として、財政健全化のために負担増は避けられないことを説いていました。
そんな石さんが現在、スキンヘッドになっています。2016年6月にすい臓がんのステージ4Bと判明したのです。すい臓がんは、プロ野球の星野仙一さん、元横綱千代の富士の九重親方なども闘った手ごわい相手です。しかし、石さんは「がんならがんで受け入れよう」と腹をくくり、趣味の囲碁を指したり、夫人や仲間、教え子との旅行を楽しんだりしながら、“がんライフ”を充実させています。「生存率にとらわれず、明るくいこう」とおっしゃっています。
「文字通り、がんとの共存」と垣添も感服しました。石さんのスタンスは、がん種や年齢を越えて光っています。表情豊かに語る動画は、
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