前回に続いて、治療の選択肢についてのお話です。

　治療の内容を理解していても、選択できない相談者の方はたくさんいらっしゃいます。

　決め手は、医療情報だけではないからです。大切にしたいもの、どう生きていきたいかによって、治療のメリットやデメリットが変わってきます。「自分にとって必要な情報」は何か。私たち相談員は、それを一緒に考えていきます。詳しくは こちらで。

　がんサバイバー・クラブの大目標「がんサバイバー.net（仮）」は、登録したサバイバーや家族たちが、いつでもどこでも集えるオンラインコミュニティーです。

　登録者同士の患者グループを作り、情報交換ができたり、患者グループの活動予定やＰＲを簡単に行える仕組みも構想中です。

　クラウドファンディング A-port（朝日新聞社）でシステム構築のご支援をお願いしていましたが、目標額300万円を100万円以上も上回るご寄付を賜りました。どうもありがとうございました。今年度中のオープンを目指します。

　また、日本対がん協会会長の垣添が進めている 「全国縦断 がんサバイバー支援ウォーク」も順調です。現在は東北地方を歩いています。毎日の一言ブログやインスタグラムをはじめ、まとめレポートも随時、お届けしています。

　６月３日の「ジャパン キャンサー サバイバーズ デイ 2018」は、おかげさまで、438人の方にお越しいただきました。

　国立がん研究センターの若尾文彦・がん対策情報センター長の基調講演は、追加のイスを何個出してもすぐに足りなくなるほどの熱気でした。がんサバイバーであり男の子の父親でもある、うえじよしひとさんの歌声には、会場が魅了されました。

　参加者、出展者のみなさま、ご協力どうもありがとうございました。 当日の様子をまとめました。

　梅雨の季節ですね。どうぞご自愛なさってください。

 

2018年６月７日

がんサバイバー・クラブ　メルマガ編集委員　中村智志