メールマガジン第42号

 

2019年も、がんサバイバー・クラブは新企画を立ち上げていきます

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

 昨年はご愛読いただきまして、どうもありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今後も、隔週の木曜日にお届けします。

 

 2019年が明けて2週間が過ぎました。

 日本対がん協会のがんサバイバー・クラブは6月で2年を迎えます。今年は2つの目玉企画を準備中です。

 

 1つは、3月に開始予定の「サバイバーネット」(名前が確定しました)です。いつでもどこでもどなたでも集える、登録制のオンラインコミュニティーです。ネット内で自分の体験を共有したり、患者グループを立ち上げたり、イベントの告知をしたりできます。出会いの場としても、便利なツールとしてもご活用いただけます。

 

 もう1つは、4月にオープン予定の食に関するページです。がんサバイバーやご家族をしばしば悩ませる食生活のヒントになるページを作成します。レシピ付きです。

 6月には、昨年ご好評をいただいた「Japan Cancer Survivors Day」(JCSD)を今年も開催します。がん患者支援団体が一堂に会する、ここだけのイベントです。7月には、毎年恒例の患者力アップにつながる「アドボケートセミナー」を実施予定です。

 

 また、みなさまにご声援、ご支援いただいた垣添忠生の「全国縦断 がんサバイバー支援ウォーク」が、2月に単行本『「Dr. カキゾエ黄門」漫遊記』(朝日新聞出版)として発売されます。

 

「がんサバイバーカフェ」、社労士による就労相談、がん関連ニュース、患者会情報、イベント情報、オリジナル記事なども、拡充してまいります。一方で、「垣添忠生のサバイバーストーリー」は、現在の上野直人・米国テキサス大学MDアンダーソンセンター教授との対談をもって、休載します。ご愛顧どうもありがとうございました。

心も身体も元気にしてくれる! 作業療法士の力 木口マリの「がんのココロ」

 あまり知られていないかもしれませんが、作業療法士の力はとても大きいです。

 今回は木口マリさんが、東京大学医学部附属病院の梅﨑成子さんら3人の作業療法士をインタビューしました。梅﨑さんが、リハビリの最初に行うのは対話。つらいこと、困っていること、これまでの暮らしを尋ねます。初回の最後には「好きなことは何ですか」と聞きます。生き方を尊重し、個性を考えながらプログラムを組みます。患者さんから「リハビリでこんなに相談できると思っていなかった」と言われることもあるそうです。

 心も身体もハッピーにしてくれる 作業療法士の世界にぜひ触れてみてください。

 
家族でがんのことを話す機会を ~がん相談ホットラインより~

 想像してみましょう。もし親ががんになり、自分に治療選択などを委ねられたら……。もし自分ががんになり、子どもに選択を委ねることになったら……。そのとき、親や自分が認知症などで意向を伝えられない可能性もあります。本人に代わり選択をすることは家族にとっても重圧です。

 

 ホットラインでは、お互いを大事に思うからこそ、日頃から、家族でがんになった時について話すことが大切だと考えています。 詳しくはこちらで。

 
「Beautyのちから」を体感 サバボーテ・プログラム~Beauty&Talk~開催レポート

 がんサバイバー・クラブは2018年12月20日、資生堂さん、アートネイチャーさんの協力で、「サバボーテ・プログラム~Beauty&Talk~」を開きました。

 

 メイクのちからで美容上の悩みを解消し、笑顔になっていただく企画。九州から来られた人もいました。女優の古村比呂さんも参加して、トークにも花が咲きました。

 みなさん、楽しみながらキレイになり、「おしゃれしてみようという明るい気持ちになれた」などの感想をいただきました。 当日の様子はこちらです。

 
2018年、心に響いた記事は?

 2018年を振り返って、読者の皆さんの心に響いた記事を5つご紹介しました。

 まずは、木口マリの「がんのココロ」の がんばれは難しい ~がんサバイバーに温かい想いを届けるために~。48歳で胃の全摘手術を受けた女性から「頑張っては、お互いに頑張ろうね!と言える時にだけ使うように心しています」というメッセージをいただきました。

 

「がん相談ホットラインの現場から」では、 ホルモン療法の副作用にも周囲が理解をです。公開ページに10件もの賛同コメントなどが寄せられました。

 ほかにも心を打った記事がたくさんあります。 詳しくはこちらをご覧ください。

 
 
編集後記

 24年前の今日、午前5時46分に阪神・淡路大震災が発生しました。私も現場を取材しました。寒風が吹きすさぶ中、燃え盛る火事の炎や崩れた家屋を前にして、自然の猛威に立ちすくみました。たとえ急に絶たれたとしても、地球上で命を得られたことの尊さ、ありがたさをかみしめたいと思います。20日は大寒。みなさん、どうぞご自愛なさってください。

 

 

2019年1月17日

がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

 よろしければぜひこのメルマガをご友人、ご家族など、興味を持っていただけそうな方に共有いただけますと幸いです。無料講読フォーム、過去のアーカイブは以下のリンクからご覧いただけます。
メールが正しく表示されない場合は こちらWebページ版をクリック

がんサバイバー・クラブ運営委員会(公益財団法人 日本対がん協会),
https://www.gsclub.jp/,
東京都中央区銀座7-16-12 G-7ビルディング9階


配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する