メールマガジン第44号

 サイン本『「Dr.カキゾエ黄門」漫遊記』を10名の方にプレゼント

 いつもご愛読いただきまして、どうもありがとうございます。隔週の木曜日にお届けしています。

 

 東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授のお名前をご存じの方は多いでしょう。放射線治療の専門医で、国のがん対策推進協議会の委員もされていました。それ以上に、新聞連載、多くの著書などで、がんについてわかりやすく発信している、いわば伝道師です。がん教育にも熱心で、日本対がん協会のアニメ教材も監修しています。

 

 そんな中川先生が、2018年12月に膀胱がんになりました。年末に手術を受けて、年明けから仕事に復帰、現在は経過観察中です。たばこは吸わないし、お酒は家で晩酌をたしなむ程度。毎朝、スポーツジムで1時間汗を流すなど運動もしています。

 

 それだけに、当初は「まさか、自分ががん……」と青天の霹靂だったそうです。中川先生をもってしても、患者になって、医療や生命のリアリティーについて気づくことがたくさんありました。

 

 ご自宅で飲むワインの値段もちょっぴり上がりました。もともとお好きだったラテン語の「カルペディエム(carpe diem)」(「今を生きる」「今をつかめ」といった意味)という言葉をキーワードに、率直な気持ちを語っていただきました。 こちらです。

 

 
脱毛はコワくない! ~木口マリの「がんのココロ」14~

抗がん剤の副作用で、患者を悩ませるのが「脱毛」です。ウィッグなど外見ケアが進んできたとはいえ、髪の毛を洗ったときにどさっと抜けたり、朝起きたら枕に髪の毛がたくさんついていたりしたときの衝撃を語る方は少なくありません。

 

 フォトグラファーの木口マリさんも、脱毛しました。ただ、結果的に、ショックの「ショ」の字もなく、意外なほど興味深く楽しい時間を過ごせたそうです。

 むろん、最初からそんなふうに思えたわけではありません。いったいどうやって、心の準備を整えたのでしょうか? そこには、好奇心や感謝、気づけば簡単な工夫がありました。 秘訣はこちらでお読みください。

 
「治療と仕事の両立支援セミナー」でお話ししました ~スタッフ便り~

 がんサバイバー・クラブの横山光恒が、1月28日、栃木県主催の「がん患者等の治療と仕事の両立支援セミナー」でお話しさせていただきました。

 

 テーマは「がんサバイバーの立場から伝えたいこと」。システムエンジニアとして毎日のように深夜残業していた横山は、2005年、36歳で肉腫という珍しいがんの告知を受けました。治療を終えてせっかく復職しても、待っていたのは降格。転籍、退職、生活不安……。

自分の経験が聴衆のみなさんに少しでも役立ってほしい。そんな思いを込めて、語らせていただきました。 スタッフ便りで報告します。

 

 
『「Dr. カキゾエ黄門」漫遊記』プレゼントのご案内

 日本対がん協会会長の垣添忠生の 「全国縦断 がんサバイバー支援ウォーク」をまとめた 『「Dr.カキゾエ黄門」漫遊記 がんと向き合って50年』が、2月上旬、朝日新聞出版より発売されました。

 著者サイン本を、メルマガ読者10名の方にプレゼントします。ご希望の方は、 応募フォームよりお申し込みください。

 締め切りは2月28日。ご当選は発送をもって代えさせていただきます。

 
 
 
編集後記

 2月4日、東京・有楽町で、「ネクストリボン2019 がんとの共生社会を目指して」が開かれました。第2部は「がんについて語ろう」。サバイバーの方たちが登壇されました。

 その一人、女優の古村比呂さんが「今日の午前中に、主治医から、『一度抗がん剤をお休みしましょう』というありがたいお話をいただきました。CT検査でがんがひっかからなかった。とてもうれしいです」とおっしゃいました。会場が温かい空気に包まれます。

 

 体調不良をきっかけに白血病とわかった競泳の池江璃花子さん(18)からも、いつの日か、うれしい報告が届くことを願ってやみません。

 

2019年2月14日

がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

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