いつもご愛読いただきまして、どうもありがとうございます。隔週の木曜日にお届けしています。
器にコーンフレークを盛り、1センチに輪切りしたバナナをのせ、牛乳をかけしっとりさせる。これだけで、バナナコーンフレークのできあがり。牛乳をヨーグルトに変えても大丈夫です。
これは、kenjizoさんが、がんサバイバーキッチンに投稿したレシピです。kenjizoさんは抗がん剤投与終了後、口内炎に悩まされ、味覚も全く感じられず、口の中の粘膜がなくなった気がしたそうです。しょうゆや刺激物はしみる。温かい食べ物は「すごく熱い」。パンは砂を噛んでいるよう。
そんな時期に試行錯誤で作ったのが、バナナコーンフレークでした。ほぼ毎日食べていたそうです。
今年4月にスタートしたがんサバイバーキッチンには、サバイバーやご家族ならではの工夫を凝らしたレシピが続々と集まっています。豆入りドライカレー、豚ひじきオムレツ、にぎらないおはぎ、豆腐レアチーズケーキ風……見ているだけでも楽しくなります。
日本対がん協会と株式会社おいしい健康の共同企画です。実際にサバイバーが食べている料理のレシピを、料理の誕生秘話も添えてご投稿いただいています。掲載にあたっては、おいしい健康の管理栄養士がレシピ通り作って、監修しています。
味覚が変わった、食欲がない、吐き気、口内炎、口が乾く、下痢、便秘、指や腕に負担が少ない……12のテーマ別に調べられます。食事作りのヒントが見つかるはずです。投稿もお待ちしています。