メールマガジン第55号

患者が描く「がん医療の夢」、その実現には……
~がんアドボケートセミナー開催~

 いつもご愛読いただきまして、どうもありがとうございます。隔週の木曜日にお届けしています。

 

 理想的ながん医療って何だろう?

 そのために患者は何ができるのだろう?

 患者・家族も、医療者も学ぶ「がんアドボケートセミナー(ドリームキャッチャー養成講座9期)」が、7月7日、東京・築地の朝日新聞社で開かれました(がんサバイバー・クラブとオンコロジー教育推進プロジェクトの共催)。沖縄から参加した人もいます。

 

 セミナーでは、最初に、米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの上野直人教授が講演。患者が求めていることの発信、夢を語り、分かち合うことの大切さを訴えました。夢の事例を寿司屋にたとえて、こう語ります。

「地元の最高の海産物で握った寿司を地元のお客様に提供し、満足していただく店」

これをがん医療に応用するとどうなる?

 

 午後は4班に分かれてのグループディスカッション。「私たちが取り組むべきこと・アイデアの創出と立案」をテーマに、3時間にわたって議論が盛り上がりました。

 そこから芽生えた創造性豊かなアイデアとは……。

 
活動助成金の募集始めました!

 日本対がん協会は、2019年度「がん患者団体サポート」活動助成金の募集を開始しました。がん患者や家族の支援を目的とした活動への助成です。新規事業、継続事業を問いません。助成金は1団体最大10万円です。みなさまからのご応募をお待ちしております。

 締め切りは8月25日。詳細・お申し込みはこちらへ。

 
乳がんに関するアンケートにご協力お願いします

 乳がんの手術を受けた方にとっては、下着などブレストケアの製品の使いやすさがとても大切になります。がんサバイバー・クラブでは、株式会社ディノス・セシールさんと共同で、乳がん経験者の方のネットアンケートを実施します。

  お答えの内容は、ブレストケアの新製品開発などに役立たせていただきます。

 締め切りは8月31日。みなさんの声で、よりよい製品を生み出しませんか!

JCSD2019、8団体の発表を採録しました

 6月2日開催のジャパンキャンサーサバイバーズデー(JSCD2019)のレポート第4部は、ご出展いただいたうちの8団体による発表の採録です。お金の悩みなどに役立つ社会制度の探し方、臨床試験をはじめとするがん情報、子どもたちへの支援、付き添いのお母さんへの食事サポート……。

 個性的な活動の紹介が続きました。こちらからご覧ください。
 
こころの静養、どうしていますか? ~木口マリの「がんのココロ」~

 気落ちしているとき、あるいは気持ちは落ち着いているけれど体がうまく動かせないとき、どんなふうに過ごしていますか?

 

 そんなときに必要なのは、ゆったりと過ごす時間。「こころの静養」です。木口マリさんは入院中、ベッド周りを、子犬のぬいぐるみを置くなどして快適空間に変身させました。「スカーフをマチ子巻きにした目つきの鋭いアヒル」が表紙のノートに日記も綴りました。書く前に深呼吸をすると、景色を見るような目線で自分の心を振り返れたそうです。

 ちょっとした気持ちの持ちようで変わってくる。くわしくはこちらで。

編集後記

 参議院選挙では投票率の低さが話題です。一方で、体が不自由だったり認知症が進んでいたり……さまざまな理由で、投票所に足を運びにくい方がいるのも事実です。若者の意識改革と同じぐらい、こうした方々への対応を手厚くすることも大切でしょう。

 

 ウェブでご好評いただいているがんサバイバーキッチンが、無料の雑誌「明日への希望をつなぐがん治療情報」でも連載されます。日本対がん協会会長の垣添忠生が監修する新しい雑誌で、全国の病院などでお手に取れるそうです。ご覧いただければうれしいです。

 梅雨明けですね。いきなりの暑い夏。どうぞご自愛なさってください。

 

 

2019年7月25日

がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

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