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名古屋でカフェを併設したお菓子教室を営む高野久美子さんは、2005年に大腸がんになりました。手術後は油が大敵。腸にやさしい料理を心がけ、野菜スープや、鍋に白菜、鶏肉、サーモンなどを入れて加熱した蒸し煮をよく作りました。やがて、ケチャップもチーズも手作りし、パンは自分で焼くようになります。
ところが、大腸がん発覚の9カ月後に、肝転移が見つかります。診断は、肝臓の3分の2の切除。そのとき高野さんが選んだのは、なんとヨーロッパ旅行でした。イタリア、フランスを回り、気持ちを吹っ切ったのです。
2010年、2011年には肺への転移もあり、2度とも手術で乗り越えました。2017年には著書『泣いて 笑って 食べた! 大腸がんステージ4を乗り越えて』を出版します。
高野さんはいま、「自分の体に目を向けて料理をすることが、よかった」と振り返ります。「簡単でおいしいって最高」とうれしそうに話す姿からは、希望をもらえます。