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がんになった人の3分の1が働く世代と言われます。それなのに、サバイバーの就労に対するハードルは、まだ高いのが現実です。どこで暮らし、どんな会社に勤めているのか。年齢や性別、雇用形態、家庭環境など、置かれている状況は人それぞれです。
でも、みんなの経験や知恵を結集すれば、きっとヒントがあるはずです。逆に言えば、「あなたのかけがえのない経験」が誰かの役に立つわけです。
そんな願いを込めて、2019年11月23日(勤労感謝の日ですね)、日本対がん協会とNPO法人日本キャリア開発協会は、「がんになった経験を社会に生かそう ~自分のため・誰かのため~」を開き、全国各地から約180人が参加しました。
パート1は「がん患者らのリアルな声」。「がんを誰に伝えたか」「いつ伝えたか」などの質問に、参加者にその場でスマホで回答してもらいました。
パート2は「サポートの形をいろいろ知る」。社会保険労務士やキャリアコンサルタントが、使える制度探しや復職などにあたり、どんなポイントが重要かなどを実践的に語り合いました。
NPO法人がんノート代表の岸田徹さんら登壇者も全員、がんサバイバー。乳がん手術と出産を同じ日に経験するなどの自身のストーリーも語り、共感を集めていました。
おかげさまで、多くの方に追体験していただきたいイベントとなりました。