年間100冊以上も闘病記を読んでいる人がいます。金井一弘さん。自ら立ち上げた大阪の出版社・星湖舎で、20年間闘病記を出しています。闘病記フェスティバルや講演会なども開催し、多くの人にエールを送っています。
2003年に知り合った、19歳で白血病を患った平美樹さんのことが忘れられないそうです。闘病記の出版を生きがいに、ベッドでジャーナリストの千葉敦子さんの『乳ガンなんかに敗けられない』を抱きしめていました。
金井さんは平さんの本を出版します。同時に、先輩患者から後輩患者へ、命のバトンのように受け継がれる闘病記の魅力を知ります。
そんな金井さんによる闘病記紹介をシリーズで始めます。