メールマガジン第71号 

新型コロナウイルスで心配事は何ですか? ~アンケート 3月31日まで~

 新型コロナウイルスで心配事は何ですか? ~アンケート 3月31日まで~

 がんサバイバー・クラブでは、3月24日から、新型コロナウイルスに関する心配事をお伺いしています。ご回答期間は3月31日までで、自由にご記入いただけます。

 

「発熱時に異なる病院にかかった場合にがんのことも理解してケアしてもらえるのか? そのために準備しておくべき情報はあるのか?」

「通院しなくても、処方や薬の手配をできる仕組みが欲しい」

 

「抗がん剤の副作用で白血球の値がかなり低い。感染リスクはどのぐらい上がるのか」

「症状が出た時に連絡するのは、がんの主治医なのか、地元の医者なのか?」

「通院時にどんな点に注意すればよいのか?」

 

 これまでに寄せられた心配事の一部です。日本対がん協会では、これらのお答えをサイトなどで公表して広く訴えるほか、できれば専門医にインタビューして、みなさんの代わりに聞くなどしたいと考えています。ご協力どうぞよろしくお願い致します。

 また、状況によっては、第2回、第3回とアンケートを実施します。

 

 
 新シリーズ 上野美和のテキサス便り 
~第1回 MDアンダーソンがんセンターが目指すもの~

  米国きってのがん医療機関、MDアンダーソンがんセンター。日本で薬剤師の資格を取得し、1991年に渡米した上野美和さんは、ここでリサーチナースやデータマネージャーを務めました。そして2002年から、日本の患者がMDアンダーソンなど米国の病院でセカンドオピニオンや治療を受けるサポートをしています。

 

 そんな上野さんが、米国で見聞きし、日本のみなさんに伝えたいメッセージをエッセイ風に綴ります。第1回はMDアンダーソンがんセンターが目指すものです。

 
 金井一弘の「読み逃したくない1冊」 
第3回 前田恵理子『Passion(パッション)~受難を情熱に変えて~』

 闘病記出版20年、金井一弘さんの連載です。今回の本の著者、前田恵理子さんは、東大病院の放射線科医で、国内外で大きな賞も受賞しています。

 

 一方で、少女時代からの喘息で一時は呼吸が止まり、2015年、37歳で肺がん・胸膜浸潤とわかりました。がんに猶予を与えず標準治療を受け、小学校低学年の息子を抱き寄せて安心させます。
 手堅い情報と親の思いが濃縮された全2巻の闘病記です。書評はこちら

 
菜の花、サクラ……うれしい春の花

 もう4月。こういうときには、「あたりまえ」がうれしいものです。和歌山県紀の川市では、黄色い菜の花が群生して春風に揺れています。滋賀県の彦根城では、青空の下で満開のサクラが天守閣に映えます。

 

 季節はめぐり、今年も、そして来年も花は咲く。こちらからお楽しみください。動画もあります。

 
編集後記

 さまざまな自粛要請が出るなど、緊迫感が増しています。予防には、手洗い。日本対がん協会会長の垣添忠生が、外科医ならではの入念な手洗いを動画でアップしました。

 

 一方で、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」の國井修医師が朝日新聞紙上で、新型コロナウイルス対策と同時に、新型コロナよりはるかの多くの人が亡くなっている他の感染症対策の重要性も指摘しています。新型コロナもアフリカで大流行したら……。

 

 経済とのバランス、医療の格差。難題は山積みです。私たちにできることは限られているかもしれませんが、日常生活がパニックにならないよう心がけたいと思います。

 

2020年3月27日

がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

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