元MDアンダーソンがんセンターの上野美和さんの連載第2回です。米国きってのがん医療機関、MDアンダーソンがサイトに掲載している「こころのケア」やがんサバイバーの方の対策、上野さん自身の心がけをご紹介します。
物理的、内科的な項目については、細心の注意が書かれています。それぞれの事情に合わせて、ご参考にしていただければと思います。
興味深いのは、「こころのケア」です。
情報収集については、「節度がカギ」として、1日2、3回に留めることを勧めています。
深呼吸、瞑想、ヨガも有効とのことです。瞑想アプリもありますね。眠れないときには、焦らず、薄明りのもとで本を読んだりすればいいそうです。
不安な気持ちを隠さずに話したり、口に出すとかえって不安になる人は自分で書き留めたり。そんなことでも落ち着けます。
大腸がんサバイバーの40歳女性の取り組みでなるほどと思ったのは、新型コロナウイルス収束後に作る思い出をイメージするという話でした。明るい未来を思い描けば、希望につながりますね。ほかにもポジティブになれる工夫がたくさんあります。