メールマガジン第74号 

中川恵一先生、坂下千瑞子先生からのメッセージです
~がんさんのための新型コロナウイルス対策~

 緊急シリーズ:
がん患者さんのための新型コロナウイルス対策に中川先生、坂下先生

 リンクを張らせてほしい。記事で紹介したい。

 手前味噌ですが、企業や自治体、メディアからそんなお申し出をいただいているのが、日本対がん協会のホームページに掲載中の緊急シリーズ:がん患者さんのための新型コロナウイルス対策です。

 がんサバイバー・クラブで3月にお願いしたアンケートに集まったみなさんのご質問にお答えしたり、さまざまな状況に応じた注意点をお話ししたりしています。

 

 前回のメルマガ発行(4月24日)の後で、東大病院放射線科の中川恵一先生、東京医科歯科大病院血液内科の坂下千瑞子先生の動画をアップしました。おふたりともがんサバイバーでもあり、医師&患者の複眼的な視点をベースに語っています。

 

 今後も、心のケア、乳がんなどをテーマに随時、アップしていく予定です。

 アンケートから、かれこれ2カ月。「今これを知りたい」といったご質問がある方は、がんサバイバー・クラブまでメールをお願いします。アドレスは、info@gsclub.jpです。

 

 
 これだけはお願いです ~がん相談ホットラインの現場から~

 日本対がん協会の「がん相談ホットライン」にも、新型コロナウイルスについてのご相談がたくさん、寄せられています。

 

 感染が縮小傾向になり、人出は確実に増えています。気づかないうちに、「3密(密閉・密集・密接)」の状況を作り、感染したり、誰かを感染させているかもしれません。

 多くの命を救い、誰もが安心して医療にかかれるため、今はまだ、自粛を忘れないときです。ホットラインからの切なるお願いです。こちらです。

 
 「だったら楽しく過ごす」 荒井里奈『舌はないけど がんと生きる』 
~読み逃したくない1冊~

 星湖舎・金井一弘さんの闘病記紹介シリーズです。金井さんはよく、「明るい闘病記はありませんか?」と聞かれるそうです。ピッタリなのが、本書です。ハンバーガーにかぶりつこうとしている表紙からして、お店紹介と間違えそう。

 

 著者の荒井里奈さんは、舌をほぼ全摘しながらも、「食い意地は一番の薬!」とリハビリしました。カラオケも歌い、患者会の活動で全国を飛び回ります。

「だったら楽しく過ごす。それだけです」。この時期、誰が読んでも元気になれます。

 
 空き巣未遂に遭ったキグチの防犯対策 ~木口マリの「がんのココロ」~

 木口さんが4度目の手術を終えて帰ると、カーテンがかすかに揺れていて、窓ガラスが割られています。人生で初めてコソドロの来訪を受けたのです。
 幸い、ある防犯グッズのおかげで未遂で済みました。自粛が解除になると、外出が増えそうです。今のうち、簡単で安全な対策をしておくことも必要かも。こちらです。

 癌封じのお守りとアマビエ様 
~かみうせまゆの「忘れえぬ患者さんたち」~

 がん化学療法看護認定看護師のかみうせさんは、今年3月上旬、東京・新橋の烏森神社で癌封じのお守りを受けました。選んだのは「かぼちゃ柄」。なぜでしょう?

 かみうせさんはまた、友人に、疾病の流行を封じるといわれる半人半魚の妖怪、アマビエ様の絵を描いてもらいました。自粛生活に彩りが添えられますね。

 

 一般社団法人CancerXの「COVID-19 スペシャルオンラインセッション」を受講して学んだこともお伝えしています。こちらです。

 「小児がんの患者会(支援団体)をご紹介します

 新型コロナウイルスの影響で、子どもたちも前代未聞の影響を受けています。
 小児がんでは成長に合わせた長期のフォローアップが重要です。小児がんの方は少ないため、学校や地域などで孤立してしまう恐れもあります。そこで、小児がんに特化して活動している21団体をご紹介しました。ご活用ください。

 コンビニ総菜でも”健康ライフ” ~みんなのがん手帖より~

 台所には電気コンロがひとつ。手狭な環境でも、慣れた手つきでフライパンで野菜を炒めているのは、日本対がん協会でリレー・フォー・ライフを担当する高橋秀也です。

 

 2009年、36歳で大腸がんと診断されました。それをきっかけに、お肉や刺激物大好きから野菜・魚中心の食生活に切り替えました。コンビニ惣菜9割でも実現できている“健康ライフ”をお届けします。こちらです。

編集後記

 今年3月に募集しました、2020年度「がん患者団体サポート」の活動助成に多数のご応募をいただきまして、どうもありがとうございました。今年は、11団体に助成させていただくことになりました。助成が、患者・家族支援に役立つことを祈念しております。

 

 5月の花もアップしました。神奈川県の箱根では、シャクナゲがピンク色の花を広げ、佐賀県唐津市の樫原湿原では、キンランが黄色い花弁をのぞかせています。動画もあるので、風を感じてください。

 少しずつ、希望が見えてきましたね。どうぞご自愛なさってください。

 

 

2020年5月15日

がんサバイバー・クラブ メルマガ編集委員 中村智志

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