新型コロナウイルスの感染者数が再び増加してきました。日本対がん協会の緊急シリーズ:がん患者さんのための新型コロナウイルス対策では、乳がんの専門医である聖路加国際病院の山内英子先生の動画をアップしています(6月29日)。
協会に寄せられたさまざまな質問に山内先生が答える形になっています。
「乳がん患者さんが今後、新型コロナウイルス対応で注意すべきことは何でしょうか」という質問には、「我慢することでストレスを感じるのもよくないので、気を付けながらの生活トライアルの段階だと思います」などと答えています。
乳がん患者の感染リスク・重症化リスクについては、「抗がん剤治療中で免疫が落ちている人は気を付けたほうがいい」、「手洗い、マスク、換気などやるべきことを守っていく」といったアドバイスをしています。
ホルモン療法については「理論的には、かかりやすい、重症化しやすいという心配はさほどしなくてもいい」そうです。
山内先生はまた、運動の大切さ、オンライン診療(電話でできることも)の活用、転院などについても語り、広くがんサバイバーに対して、「感謝することを数えながら、生活していただければ」というメッセージを送っています。