がんサバイバー・クラブ
メールマガジン第85号
 

自分らしくなくてもいい、しぶとく生きよう

~がんになった緩和ケア医、大橋洋平さんだからこその言葉~

 秋の日はつるべ落とし、を実感する毎日ですね。つるべは、井戸水をくむための桶で、漢字では釣瓶。こんな字なんだ、と初めて知りました。

 

 さて、写真がピンボケなのは、Zoomで撮ったからです。映っているのは、大橋洋平さん。三重県在住の緩和ケア医で、2018年に消化器系の希少がん、ジストになりました。

 

 患者の気持ちがわかり、寄り添える医者。大橋さんはずっとそう自認していましたが、いざがんになると、全く違うリアルにぶつかります。術後、体重が40キロも減り、肝臓にも転移。自分らしさなんてないよ、という中でたどり着いた“境地”を、誰もが知っている名曲の替え歌とともにお届けします。珠玉の言葉に是非触れてみてください。

【がん治療は望まぬ体重増を引き起こす?】
上野美和のテキサス便り

 元MDアンダーソンがんセンターの上野美和さんが、MDアンダーソン発の情報をご紹介する連載です。がんになって痩せた、はしばしば聞きます。でも、太る場合もあります。その原因は? 掘り下げていくと、食事をコントロールするコツが見えてきました。

【がんを公表するって……】
木口マリのがんのココロ

 フォトグラファーの木口マリさんは、子宮頸がんを公表する際、相手によって方法を変えました。親しい人たちには「軽いノリ」で。お母さんにはなんと、歩きながら、「実はねえ」と。じゃあ、SNSではどうやって? 投稿ボタンを押すまでの葛藤と反響を描きます。

【20時間の手術へ】
夕陽のがんマン

 頭頸部の希少がんになった、ジャーナリストの牧村健一郎さんの闘病記。連載第2回は、ついに20時間の手術を迎えます。手術前、不安を紛らわせるように息子とプロ野球を見る牧村さん。そっと家族にメッセージも書き残しました。東京医科歯科大学医学部附属病院 の主治医のインタビューも合わせてどうぞ。

 

【ほかにも新着記事がいっぱい】

 がんサバイバー・クラブのサイトでは、新着記事が続々アップされています。25歳で乳がんになった元SKE48の矢方美紀さんの著書『きっと大丈夫。』の書評お役立ちレシピに出会えるがんサバイバーキッチン、メディア発のがん関連注目ニュース……。

 

 リアル開催を見送ったジャパンキャンサーサバイバーズデー(JCSD)2020の動画配信では、新たにマギーズ東京さんの活動紹介動画をアップしました。

スタッフ・中村智志より

 今回より、メルマガのデザインを変更させていただきました。狙いは、コンパクトに、スマホでも読みやすく、です。

 

「世界一貧しい大統領」として知られる南米ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が、政界引退の演説で「人生の勝利とは、倒れても、何度も立ち上がりやり直すことだ」と語ったそうですね。「頑張れ」ではなく、「チャンスは何度でもある」と受け止めました。

 

 ご愛読どうもありがとうございました。このメルマガは、隔週の金曜日にお届けします。

 

2020年10月23日

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