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石巻工房ニュース - KOBO NEWS - Vol.17


5月は店舗什器や大口の納品などが立て続き、工房内のスペースもいっぱいになるほどの家具を製作しました。出荷をいくつか終えて急にがらりとしたのも束の間、6月もまた特注の家具が大量に。
近々、新しいスタッフを1人迎える予定です。少しずつではありますが、会社の成長を日々感じています。
石巻工房ニュース - KOBO NEWS - Vol.17 のコンテンツは以下となります。

CONTENTS

■ ミラノサローネにて Design workshop Japan - Switzerlandの展示を行いました。
■ Interior Lifestyle Tokyoに出展いたします。
■ ROOMBLOOM×石巻工房ワークショップ「つくるをたのしむ」を開催しました。
■ Open MUJI Tokyo「ハロー!ワーク展 自分らしく、仕事と暮らし」展に出展いたします。
■ みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016に参加いたします。
■ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.15

■ ミラノサローネにて Design workshop Japan - Switzerlandの展示を行いました。



昨年スイスと日本で行った Design workshop Japan - Switzerland から生まれたプロダクトを、ミラノ・Istituto Svizzeroにて先月展示しました。
レセプションではワークショップの説明や作品についての解説、また代表の芦沢からプレゼンテーションが行われました。
■ Interior Lifestyle Tokyoに出展いたします。

東京ビッグサイトで毎年6月に行われる「Interior Lifestyle Tokyo」に出展いたします。
今回は会場中央アトリウムでの展示となります。
また、アトリウムでの特別企画として「伝えたくなるデザイン」をテーマとし、会場内で出展者ごとにトークショーやワークショップなどのイベントが開催されます。
アトリウムスペースに限り撮影可能ですので、当日の様子をSNS等でシェアしていただければ幸いです。公式ハッシュタグ #伝えたくなるデザイン #インテリアライフスタイル #iltokyo をぜひご活用ください。

Interior Lifestyle Tokyo
会期:2016年 6月1日(水)– 3日(金)
開催時間:10:00 - 18:00(最終日は16:30まで)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西 1・2・3・4ホール・アトリウム
入場料:2,000円(招待状持参者およびWeb来場事前登録者は無料)

アトリウム企画 トークショー
「石巻工房の活動について」
日時:6月3日(金)11:30 - 12:30
場所:WOW!コミュニケーションテーブル
■ ROOMBLOOM×石巻工房ワークショップ「つくるをたのしむ」を開催しました。

塗料メーカーである日本ペイントによるインテリア向けペイントブランド「ROOMBLOOM」とのコラボレーションで、5月14日(土)に石巻工房東京ショールームにてワークショップを行いました。
石巻工房とTRSO(東北芸術工科大学 東北復興支援機構)が共同開発したDIYキット「bento」の組み立て・ペイントと、ショールームの壁を参加者全員でペイント体験するなど、DIYの醍醐味を体験できるワークショップとなりました。



■ Open MUJI Tokyo「ハロー!ワーク展 自分らしく、仕事と暮らし」に出展いたします。

無印良品有楽町2F Open MUJI Tokyoにて開催される「ハロー!ワーク展 自分らしく、仕事と暮らし」に石巻工房も出展いたします。会期中には様々な関連イベントがあり、代表の芦沢もトークイベントを行いますのでこちらもぜひご参加ください。



(以下、公式サイトより引用)

高度経済成長が終焉を迎えた日本の社会ですが、労働環境や職業に対する私たちの意識は、こうした構造変化にまだ追いついていないようです。人は誰しも成長すると自立するために仕事をしますが、それは収入を得る為だけではなく、自らが生きる社会や未来を築くことでもあります。

「働く」ことは「生きる」こと。世の中には、数限りない仕事が存在しますが、21世紀を迎えたいま、変化の風を感じながら自分らしい暮らしと人生を求めた、「つくる仕事」に携わる人たちを紹介します。

世の中には、人それぞれに仕事や暮らし方があります。本展では、いまを、そして未来に向けて、自分らしい生業を考え実践する人たちが集います。子どもから大人まで、だれでも参加できる展覧会です。



会期:2016年6月3日(金)- 7月10日(日)
開催時間:10:00~21:00
会場:無印良品有楽町2F Open MUJI Tokyo


トークイベント「ものづくり工房・石巻工房ができるまで、できること」
会期:2016年6月7日(火)
開催時間:19:00~20:30(受付は開始の30分前から)
定員:60名
参加費:無料
登壇者:芦沢啓治(石巻工房)
■ みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016に参加いたします。

今年で2回目の開催となる「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」に石巻工房も参加いたします。
主催である東北芸術工科大学とは、昨年から「D.I.Y. KIT PROGRAM」という企画で子ども向けDIYキットの開発などを共同で行っています。ビエンナーレではキットの一部を、会場のひとつである文翔館で組み立てるワークショップを計画中です。
会期は9月3日(土)〜 25日(日)となります。詳細が決まりましたらKOBO NEWSでもお知らせできればと思います。
 

■ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.15

テーマ「段取り」

段取り八分に仕事二分。

俗によくいわれる言葉であるが、
全ての仕事を進めるうえで、必要かつ重要な戦略の1つであるのは間違いない。

鮨屋時代を通して、
普段無意識に行っていることではあるのだが、
いったん意識し始めると、途端にギクシャクしてしまうのが最近の私だ。
特に時間のないときなど、
なんとかなるでしょ? 的な、なんら根拠のない軽薄なシミュレーションで自らを欺いているのだ。

いうなれば、
段取りとはすなわち想像力の賜物であり、
さらに言えばシミュレーションの繰り返しともいえる。
決して、石巻工房のオフィシャル(勝手にだが)ウットデッキビス「ダンドリビス」のことではない。

クオリティと段取りは常に比例している。
そう考えると、
最近の私は負け続きだ。

思いつきの“行きあたりばっ旅”的な人生を過ごしてきているので、
今に始まったことではないのだけれど、
プロ集団と仕事を共にしていると我が段取りの悪さに嫌気もさすというわけだ。
これが1人でやっている仕事であるならそのツケは自分1人で被ればいいものだが、
仲間と共に行う仕事においては、そうもいっていられない。
自分の責任で仕事が滞る…

先日、
この夏に仙台市内でオープンする商業施設の案件を手がけたのだが、
そこで目の当たりにしたのが、段取りの魔術だった。
搬入から設置、搬出に至るまで、
無駄のないその段取りぶりに舌を巻いた。
1日1000人に及ぶ作業員が従事する現場では、
段取りに始まり、段取りに終わる。
逆に、そうでなければ現場は動かない。

無論、統制を図るために厳しいルールを据えているわけではあるが、
その条件をクリアするためにさらなる段取りを執り行い、
確実に遂行していく様は見ていて気持ちのいいものだった。

話は変わるが、私は腰袋というものに異様な興奮を覚える。
職人が腰に道具をぶら下げているあの腰袋だ。
(決して性的興奮ではない。そもそも会社のメルマガでカミングアウトする気は毛頭ないことを明記しておく)

特に電気技師がぶら下げている腰袋とその扱いには思わず魅入ってしまう。
多種多様な道具達を目視せずに的確にチョイスするあのムダのない動きは、
美しさを通り越して芸術の域であると思っている。
“慣れ”もあるだろうが、
あれこそ手元の段取りだろう。

このコラムを書いている今、
東京ビックサイトで開催される展示会の準備で会場入りしているが、
壁屋、塗装屋、壁紙屋、床屋、電気屋と、
まさに様々な職人たちの技を一同に観察できる機会を得ている。
前回の現場では周りの職人技術を見るヒマすら無かったが、
今回は自分のところの設営もほぼ終わっているので多少の余裕があるのがラッキーな状況だ。

それを多少なりとも活かせれば、
今よりはすこし、段取り良く仕事ができる“ハズ”だ。

鮨屋の修行時代、
まな板の上が整理されていない板前は仕事が綺麗にできないと教わった。
確かに、仕事のできない板前はいつもまな板の上はごちゃごちゃとしていた奴が多かったと思う。
つまりは、段取りができていないということだ。
包丁をはじめとする道具や器具が、
しかるべき場所に配置されていてこそお客の急な要求に迅速に対処することが可能になる。

この仕事も同じで、
仕事のできるヤツは作業台の上や周りは常に綺麗に整頓されている。
これは現場でも同じだ。
仕事のできる職人の周りは、ゴミすら綺麗にまとめられている。

対して私の作業台は…
いつも、やりっぱなしで整頓されてはいない(滝汗)

まず帰ったら真っ先に自分の作業台の上を片付けよう。


いやいや、
それよりも先に、人生に於ける段取りから始めなければ…




 
株式会社石巻工房 

渡波字栄田164-3, 石巻市, 宮城県 986-2135, Japan


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