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石巻工房ニュース - KOBO NEWS - Vol.24

平素より大変お世話になっております。
6月は東京で2つの展示に参加しますので、KOBO NEWS臨時便としてお知らせさせていただきます。

石巻工房ニュース - KOBO NEWS - Vol.24 のコンテンツは以下となります。

CONTENTS

■ Interior Lifestyle Tokyo
■ 石巻工房の家具 2011-2017
■ 納品事例のご紹介
■ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.22

■ Interior Lifestyle Tokyo

インテリア・デザイン市場のための国際見本市である「Interior Lifestyle Tokyo」に石巻工房も出展いたします。今回は布製品やインテリア小物、小型家具を中心とした新商品を展示予定です。


会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西 1・3・4ホール、アトリウム

会期:
2017年6月14日(水)- 6月16日(金)
10:00-18:00(最終日は16:30まで)

入場料:2,000円(招待状持参者およびWeb来場事前登録者は無料)

■ 石巻工房の家具 2011-2017

先月、東根市公益文化施設まなびあテラスで行われた展示「"Do It Yourself" 石巻工房の家具2011-2017」を再構成した企画展がデザイン小石川にて開催されます。
6月15日にはオープニングパーティーがありますので、こちらもぜひご参加ください。

【石巻工房の家具 2011-2017】
石巻工房は、東日本大震災後に宮城県石巻市で、国内外のデザイナーや建築家、家具メーカーらの支援を受けて、被災した地域を住民自らが復旧するための「ものづくり工房」として設立されました。現在は“DIYとデザインの力で人と街を興す、世界初のDIYメーカー”として自立し、「規格材で、特殊な工具は使用しない」セルフビルド精神を貫きながら、シンプルでありながらデザイン性に優れた家具を、石巻から世界へ発信し続けています。
この展覧会は、2011年から現在まで石巻工房がつくってきた60点以上の家具を、工房スタッフの証言とともに時系列で展示いたします。地域再生プロジェクトとしての6年間の軌跡は、「デザインとは何か?」という再考を私たちに促すとともに、混迷する社会を生き抜くキーワードとしてのDIY(Do It Yourself/必要なものは自分でつくる)を浮かび上がらせます。
※本展覧会は、東根市まなびあテラスで行われた展覧会「"Do It Yourself" 石巻工房の家具2011-2017」を再構成した企画展です。
協力:芦沢啓治建築設計事務所、まなびあテラス、宮本武典、NHKプラネット、株式会社アートエッグ、中島彩、杉の下意匠室


会場:デザイン小石川(東京都文京区小石川2丁目5−7)

会期:
2017年6月16日(金)- 7月16日(日)
11:00-19:00 (水曜休館)

オープニングパーティー:
2017年6月15日(木)
19:00-21:00

入場料:無料


photo:Yosuke Owashi

■ 納品事例のご紹介

・A Photo Studio
ネット通販大手のファッション部門のフォトスタジオ・オフィス。
2階は休憩場所を含むオフィスとなっており、「KOBO TABLE」「BIG TABLE」「ENDAI with Backrest」などを納品。

photo:Yasuhiro Takagi

竣工時期:2016年12月
内装設計:トラフ建築設計事務所
家具:E&Y、インターオフィス、石巻工房



・テラスカイ上越サテライトオフィス
地方創生推進事業の一環として、IT関連企業テラスカイが新潟県上越市に開設したサテライトオフィス。
町家をオフィスとしてリノベーションした空間に、「AA LOW STOOL」「AA HIGH STOOL」「AA HANGER」を納品。


photo:Daici Ano

竣工時期:2017月4月
内装設計:トラフ建築設計事務所
家具製作:石巻工房

■ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.22


テーマ「東根御礼」


先日、山形県東根市で開催された、
「“Do It Yourself” 石巻工房の家具2011-2017」展は
大変な好評を得て、入場者数はのべ2750人にも上った。
また、会場にて毎週末に行なわれたバードハウスワークショップも好評で、
石巻工房の焼印の入ったバードハウスが62個、新たに世に放たれることとなった。
毎日開催すれば、
いずれ、世界中の家庭に行き届くのではないか、
そのためには何枚の板を切出ししなければならないのか、
木材が枯渇してしまうのではないかと、要らぬ心配をしてしまった。

今回の展示会の成功は、
裏方に回っていただいたまなびあテラスの職員の方々や、
ボランティアスタッフの存在無くしては語れない。
設営から会期中、撤収に至るまで、彼ら彼女らがいたからこそ運営できたのである。
来場していただいたお客さんに丁寧に説明している様子を拝見する機会があったが、
工房について十分に勉強され、まるでウチのスタッフなのではないかと思うくらい、
饒舌に会話していたのが印象的だった。
この場を借りて御礼を申し上げたい。

さて、
来週(6月14日-16日)から東京ビックサイトで始まるインテリアライフスタイル展に、
当工房も出展することになった。
今回は、
実用的なアイテムから”Play”と称した遊び心があるアイテムまで、
小物やテキスタイルをメインに展示する趣である。
ほぼ新作であるため、市場の反応を見るには良い機会になるはずだ。
Facebookでも順次その片鱗を発信していくので、
その辺りも気に留めていただけるとありがたい。

また、
同じ週(6月15日-7月16日)にデザイン小石川で東根の展示を再構成した企画展が始まる。
会場の関係(特に広さ)で、完全な巡回展までとはいかないが、
かなり近い形での展示になるように準備を進めている。

東根での開催期間中に、
温泉もあるし、食べ物も美味しいし、
首都圏からでも意外に交通の便が良いんだよ、と誘ってはみたものの、
皆一様に東北は遠いとおっしゃる。
なので、東京ドームから徒歩数分の場所で開催するデザイン小石川企画展、
東根の展示に来れなかった東京の人達に、是非ともあの臨場感を味わって欲しいと思う。

然るに、
このコラムを書いている今週が準備の山場ではあるが、
毎度のことながら、十分な時間があるとは言えないスケジュールで動いている。
デザイナーを始め、そのプロダクトを製作している我々、
会場構成に欠かせない細かな対応をしてくれているいわば裏方の関係者も、
同じ条件のもとある種の問題に取り組み、解決していく様はいつも以上に刺激的なものになっている。

どこまで石巻工房らしくシンプルに進化させていくのか、
家具以外のコンテンツをどう充実させていくのか、
そこに関わる”人”をどう繋いでいくか。

言い忘れたが、
小石川の展示では残念ながらバードハウスのワークショップは開催されない。
少なくとも、しばらくは木材の枯渇を思案する必要はなさそうだ。
その代わりに、
定期的に行なっている多種のワークショップがあるので、
そちらを楽しみにしていただけると嬉しい。

 
株式会社石巻工房 

渡波字栄田164-3, 石巻市, 宮城県 986-2135, Japan


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