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石巻工房ニュース - KOBO NEWS - Vol.30


 

寒さが深まり朝晩の冷え込みが厳しくなってまりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。工房では先日から薪ストーブが活躍し始めました。

今回の工房ニュースではIFFT 2018 出展のお知らせの他、納品事例などをご紹介させていただきます。

石巻工房ニュース - KOBO NEWS - Vol.30のコンテンツは以下となります。

CONTENTS

 

◼︎ IFFT インテリアライフスタイル2018 に出展します。

◼︎ ISHINOMAKI BIRD KIT がグッドデザイン賞を受賞しました。

◼︎ DESIGNART TOKYO 2018 に出展しました。

◼︎ レンタル事例のご紹介

◼︎ 納品事例のご紹介

◼︎ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.28

◼︎ IFFT インテリアライフスタイル2018 に出展します。

今年も東京ビッグサイトで開催されるIFFT インテリアライフスタイル2018 に出展します。今回のテーマは「Metamorphosis」。これまでの商品のアイディアやコンセプトを生かしながら変形させることで新たな商品を完成させました。新商品をぜひご覧ください。また今回は別ブースで、「石巻工房 by karimoku」も出展します。日本の木製家具業界をけん引するメーカーのカリモクが石巻工房の背景やコンセプトを引き継ぎながら新たな家具作りに挑むプロジェクトです。展示では石巻工房の代表作であるISHINOMAKI STOOL やAA STOOL などをカリモクが製作したものを発表。いつもとは少し違う姿をご覧ください。

会場 : 東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西2ホール
ブース : E-09(石巻工房) / D-13(石巻工房 by karimoku)
会期 : 11月14日(水)~16日(金)
開催時間 : 10時~18時(最終日は17時まで)
入場料 : 2,000円(招待状持参者およびWeb来場事前登録者は無料)

◾︎ ISHINOMAKI BIRD KIT がグッドデザイン賞を受賞しました。



今年発売のトラフ建築設計事務所がデザインしたISHINOMAKI BIRD KIT がグッドデザイン賞を受賞しました。木のパーツをボンドでくっつけるだけで完成する簡単なキット商品です。首を回すと鳴き音がする仕組みにもなっています。

◾︎ DESIGNART TOKYO 2018 に出展しました。

 

東京で開催されたアートイベントDESINGNART TOKYO 2018 にて、香港のStudio Adjective が手がけたTRIPODAL STOOL やリノリウムを使用した作品などを展示しました。


◾︎ レンタル事例のご紹介


RENOVATION EXPO JAPAN in TOKYO 

東京・渋谷区のルミネゼロで開催された国内最大規模のリノベーションの祭典、RENOVATION EXPO JAPAN in TOKYO にてAA STOOL などを什器やオブジェとしてご利用いただきました。

主催:一般社団法人リノベーション協議会
企画制作:301
会場構成:office OTA.
施工:DDD inc.
場所:東京・ルミネゼロ
会期:2018.9.29­-30
撮影:スタジオ・デンデン­フォトサービス­

 

 

◾︎ 納品事例のご紹介


・みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018
メイン会場となる重要文化財・文翔館の前庭に「さんもん」と題した巨大モニュメントを担当しました。モニュメントは、巨大化したAA STOOL を山脈のように連ならせることで、芸術祭のゲートのような意味合いを込めています。

会期中の晴れた日には山形市平清水の純米酒専門店La Jomon による立飲み日本酒スタンドとして使われました。

展示会場:山形県・文翔館 前庭
会期:9月1日~24日
デザイン:トラフ建築設計事務所
協力:西山杉利活用推進コンソーシアム、株式会社シェルター、有限会社庄司林業、大江町製材組合、La Jomon(熊谷太郎)、吉田造園
写真:志鎌康平



OPEN ! FURNITURE

「OPEN ! FURNITURE」は街歩きや家具の制作、アートイベントなどを通して、港区のパブリックスペースの新しい可能性を発見するプロジェクトです。SHIBAURA HOUSEやトラフ建築設計事務所、芝浦三・四丁目商店会と協働しながらフィールドワークやワークショップをおこない、大人から子供まで様々な世代や、この地域に集う人々が水辺で使うことのできる家具のアイディアを出し合いました。そのアイディアを元に、手摺に取り付ける小さなテーブルや、階段の段差に被せて置くだけで腰掛けられる小さなスノコ、既存のベンチの上から重ねて縁側のように使う大きなスノコなど、支え合って完成する家具シリーズを製作しました。
主催:OPEN!FURNITURE 実行委員会
助成:平成30年度港区文化芸術活動サポート事業助成
協力:SHIBAURA HOUSE / トラフ建築設計事務所 / CANAL CAFE / 芝浦三・四丁目商店会 / 石巻工房
家具デザイン:トラフ建築設計事務所
家具製作:石巻工房
写真:鈴木竜一朗

◼︎ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.28

テーマ「オドロキノコラボ」

 

何年か前の展示会(IFFT:東京国際家具見本市)で、

カリモク(カリモク家具株式会社)の家具制作部門のスタッフだと名乗る方々が工房のブースにやってきたことがある。

カリモクといえば、年商200億円越えの日本を代表する家具メーカーの1つだ。

その時私は、「ヤベっ、本物が来た!」と思わず口に出してしまった...

 

ご存知の通り、

石巻工房の家具スタイルはDIYとデザインが基本コンプセプトになっている。

DIYと言っても、

組み立てKITを提供しているわけではないので(一部KIT商品もあるが)、

時として誤解を招いてしまう事があるのだが、

ラインナップの殆どは完成品としての家具を販売している。

 

では何を持ってDIYなのかと言えば、

さほどの技術や特殊な工具がなくともある程度の形が作れてしまうというシンプルさ。

言い換えれば、

作ろうと思えば、クオリティはさて置き、誰でも作ることの出来る家具であり、

そこに、デザインというスパイスを効かせたのが石巻工房の特徴でもある。

 

故に、

直線的な傾向のデザインが多くなり、

各部材の結合はビスで直接固定するといったものがほとんどで、

ビスの頭が露出し、時には鉄材を使って構成される事もあるが、

その制作工程は材料の切り出しから磨き、組み立てまで全て手作業での工程を踏む。

 

賢明な読者は既にお気づきであろう、

詰まる所、ハイテクノロジーな精密加工を極めて苦手とするアナログな家具屋。

5軸制御CNCルーター」って新しいスイーツの名前ですか?

それが石巻工房の正体なのだ。

 

件の国際家具見本市。

日本の名だたる家具メーカーの方々が出展されている家具業界の晴れ舞台に、

どこの馬の骨とも分からない新参者が毎年結構なスペースを使って出展してるし、

しかも、毎回トリッキーなブース構成で、

髭面で琴風似のおおよそ営業マンには見えない風貌のオッさんが立ち、

それまでの家具の常識を覆すプロダクトが並ぶ石巻工房とかいう家具メーカー。

 

「出る杭は打たれる、出過ぎた杭は打たれない」を地でいく石巻工房は、

他の同業者からもちょっと気になる存在になっていたらしい。

 

冒頭でやってきたカリモクの職人の方々に工房の説明をやや自虐的に説明すると、

意外にも「一度見てみたかったんですよ」との答えが返ってきた。

素でナンデ?と聞き返すと、

「僕たちは、ビスを見せたくても見せられないんです」

「ホームセンターで売っているカラーボックスもビスをシールでわざわざ隠してますよね」

「正直言って羨ましい...

そんな事を言われるとは予想もしていなかったので、とても驚いた事を今でも覚えている。

と同時に、家具の業界ではビスを見せる事はタブーであるという事も知った。

 

鮨屋で言えば、秋刀魚を刺身で食べる事と一緒か。

数年前までは刺身で食すなど、それこそタブーだったのだから。

 

さて、

それから数年後の今年、

変態家具...もとい、

Metamorphosis」な石巻工房とカリモクとのコラボレーション企画が始動することになった。

その名も、「石巻工房 by karimoku

 

兼ねてから世界展開しているメイドインローカルの謂わば日本版となるこの試みは、

「石巻工房のプロダクトをカリモクが作ったらどうなるの?」

から始まった。

 

カリモク副社長の加藤洋氏曰く、

「普段の家具づくりでは用いない個性的な樹種「メイプル」

(木そのものが出す樹液の濃淡と、表情豊かな虫喰い材)を使ってみた。

すると、余白とラフさが特長の石巻工房のスツールとは似て非なるものになった。」

「つくってみて、シンプルなプロセスでも家具として十分使える、というのは新しい発見だった。

むしろシンプルだからこそ、特殊な木材が格好よく使える」

と、新しい可能性を見出して頂いた。

 

中華料理店で食事を共にした際、

木材や家具に対する深く熱い思いを少年のような輝きの目で話して頂いた加藤氏。

かたや、

コラムの締め切りと制作、納期に追われ、濁った瞳の私とでは雲泥の差があるのだった。

 

今回のIFFTでは、

12コマ(12M x 6M)という大きなブースを活用して、

カリモクと石巻工房のコラボレーションを正式に発表する機会を得た。

 

カリモクで出来ない事を石巻工房で。

石巻工房で出来ない事をカリモクで。

 

その全貌は、

是非とも会場に足をお運び頂き、体感して貰えると嬉しい。

 
株式会社石巻工房 
本メールは press@ishinomaki-lab.org よりpress@ishinomaki-lab.org 宛に送信しております。
渡波字栄田164-3, 石巻市, 宮城県 986-2135, Japan


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