新型コロナウィルスが依然として猛威を振るう中、私たちしまねソフト研究開発センターでも「技術」によって何か社会に貢献できないかと考え、「mruby/cを用いた室内換気IoTシステム開発の共同研究」を松江工業高等専門学校(杉山耕一朗准教授)、株式会社テクノプロジェクトとスタートさせました。
新型コロナウィルス対策としては、3密(密閉・密集・密接)を避ける必要があり、そのためにも「換気」が有効だと言われています。しかし、空気は見えないもので、どのような状況だと換気が必要かなかなかわからないものです。そこで、今回開発しているシステムでは、温度・湿度センサおよび CO2センサから定期的にデータを取得し、それらのデータを観測時間と共にWi-Fi経由でLinuxサーバに送信することで室内の空気環境の見える化を図ります。また、換気のタイミングの際、LEDやブザーでユーザに知らせる機能をセンサデバイスに盛り込む計画としています。
この共同研究を通して、室内換気IoTシステムの製品化を目指すとともに、mruby/cのライブラリなどの充実を図り、県内IT企業のIoT開発支援に寄与していきたいと考えています。