しまねソフト研究開発センター  ITOC Newsletter #05 (2020.8.18) 

 

 

新型コロナウィルス感染防止対策にmruby/cを活用

 

室内換気IoTシステム開発の

共同研究を開始

 

新型コロナウィルスが依然として猛威を振るう中、私たちしまねソフト研究開発センターでも「技術」によって何か社会に貢献できないかと考え、「mruby/cを用いた室内換気IoTシステム開発の共同研究」を松江工業高等専門学校(杉山耕一朗准教授)、株式会社テクノプロジェクトとスタートさせました。

 

新型コロナウィルス対策としては、3密(密閉・密集・密接)を避ける必要があり、そのためにも「換気」が有効だと言われています。しかし、空気は見えないもので、どのような状況だと換気が必要かなかなかわからないものです。そこで、今回開発しているシステムでは、温度・湿度センサおよび CO2センサから定期的にデータを取得し、それらのデータを観測時間と共にWi-Fi経由でLinuxサーバに送信することで室内の空気環境の見える化を図ります。また、換気のタイミングの際、LEDやブザーでユーザに知らせる機能をセンサデバイスに盛り込む計画としています。

 

この共同研究を通して、室内換気IoTシステムの製品化を目指すとともに、mruby/cのライブラリなどの充実を図り、県内IT企業のIoT開発支援に寄与していきたいと考えています。

「ITOC機械学習人材育成プログラム」がスタート!

ITOCでは、研究テーマの1つとして「機械学習」を掲げ、県内IT企業の機械学習分野での事業化に向けて支援を行っています。毎年、人材育成も行っておりますが、新型コロナウィルスの影響で対面でのハンズオン講座などの開催が難しくなりました。そこで、初めての取り組みとして、株式会社アイデミーのAI教育コンテンツを採用し、オンラインでの知識習得とデータ分析の実践経験の場を組み合わせた「ITOC機械学習人材育成プログラム」をスタートさせました。当初、5社程度を想定しておりましたが、11社の応募をいただき受講してもらっています。AIへの県内企業の関心の高さを感じたところです。

 

現在、新たにAIに関するオープンセミナー(Web開催)も計画しておりますので、こちらも詳細決まりましたらご案内いたします。

AI・IoT・VR・ARなどの先進技術を用いた試作開発を支援

ITOC 試作・技術開発支援助成事業

ITOCの助成事業である「試作・技術開発支援助成金」のご案内と採択のポイントについてお伝えいたします。この助成金は、県内産業の新しいマーケットの創造や顧客開拓に繋がると認められ、IT関連技術を用いて独創性や新規性に富む試作・技術開発を行うものに助成する事業です。

 

[助成金の概要]

  • 助成対象   県内IT企業等(詳しくは詳細Webページをご覧下さい)
  • 助成率    対象経費の1/2
  • 助成限度額  50万円以下
  • 助成期間   交付決定日から3ヶ月
  • 助成対象経費 人件費、外部委託費 他
  • 公募期間   随時募集
  • 審査方法   書面審査

 

この助成金ですが、審査方法は「書面審査」となっており、審査会でのプレゼンテーションまでは必要としておりません。マーケットニーズやその試作開発するものの新規性や独創性をしっかり書いていただければ、採択率は高い傾向にあります。申請書のブラッシュアップについてもITOC専門研究員・アドバイザーが助言もいたしますので、ぜひトライされてはいかがでしょうか。

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