令和3年度最後のNewsletterとなりました。
この一年を振り返り、令和4年度の抱負を書かせていただきます。
新型コロナウイルスの影響で、私たちITOC職員もなかなか企業訪問にも行けず、本当に皆様方のお考えやニーズを聞くことができていたのかと自問自答しているところです。一方、このコロナ禍も影響し、国を挙げてデジタル化推進が叫ばれるようになり、IT産業への期待も日に日に大きくなってきていると感じています。
このような中、ITOCでは令和3年度からIT産業振興に加えて、様々な業種の県内企業のデジタル化を推進する「しまねデジタルイノベーション推進事業」をスタートさせるなど新たな役割を担うことになりました。
また、ITOCは今年1月にはくにびきメッセからテクノアークしまね2Fに事務所を移し、公益財団法人しまね産業振興財団(ITOCも財団の一部)や島根県産業技術センターなどの機関などとの連携をしながら、県内企業の支援を強化させていくところです。
さて、令和4年度ですが、ITOC設立からのミッションである「ITを活用したオープンイノベーションの推進」を強化させていきます。ITOCが入居しているテクノアークしまね2Fには、オープンスペースがあるのですが、これを島根県が「デジタル体験・実証等オープンスペース」として運用していくことになりました。
ITOCでも、スマートグラス、VRデバイス、テレプレゼンスロボット、AIとアームロボットを組み合わせた自動選別デモ機、IoTデバイス(LPWA)などのデジタル機器を導入しました。今後はこのデジタル機器を用いた実証実験を行ったり、テクノアークしまね2Fスペースにてこれらデジタル機器を体験いただけるワークショップなども開催していきます。
ITOCのマンパワー支援も充実させていきます。機械学習・IoTの専門研究員による技術支援、ビジネスプランのブラッシュアップなどでは情報産業アドバイザー、VR、ドローンなど新たなデバイスなどではアドバイザーを配置するなど、県内企業のニーズに対応できる体制を作って参ります。
また、令和元年度から実施しております、異業種×IT企業を推進する「ITOC X-Techラボ」積極的に推進していきます。県内IT企業の皆様を異業種の現場へお連れしたり、現場の方との意見交換の場などを作って参ります。
さらに、DXにおけるシステム開発ではアジャイル開発が注目されています。アジャイル開発はRubyとの親和性も高く、県内IT企業が連携してこの市場を獲りにいく仕組みがつくれないかと考えております。
このようにITOCの活動もパワーアップさせながら、ITOCがまた何か面白そうなことをやっているな!と、皆様をワクワクさせるような活動を行って参りたいと思っておりますので、引き続き、ITOCを宜しくお願い申し上げます。
1年間、Newsletterをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
しまねソフト研究センター
課長 徳田 大剛