自由への教育
Vol.9  2022/03/05
『12年卒業を迎えて』
 

1年生の冬だったでしょうか?

一緒に登校していたクラスメートの間で、霜柱がブームになったことがありました。

幼少期の体験を交えた先生の話が、とてもおもしろかったのだそう。

登校途中、公園に寄り道しては、霜柱を探していました。

先生に見せるといって、凍った土の塊を両手で包み込むように持つ姿は、それはそれはかわいかったのです。

 

ところが、話はそこでは終わりません。

霜柱探しは徐々にエスカレート。

『大きい=すごい』らしく、友達と競い合うように大きく掘り起こし、ドロドロになっているではないですか。

「それ持って学校いくの!?」

 美しい思い出とセットでよみがえる当時の私。

 今となっては笑い話なのですが。

 

そんな息子も12年生になり、卒業プロジェクトの最終発表がありました。

1年半かけて向き合ったテーマについて各々20分ほど語るのですが、不思議なことに、話を聞くうち、ひとりひとりの小さかった頃の姿がふわっと浮かんできました。

テーマに繋がる様々な思い出。

どの子ももうすっかり大きくなっているのに、記憶の中では小さなまんま。

当時の姿がありありと浮かんできます。

あの子がこんなに立派に自分のことを自分の言葉で語っている。

それだけで、胸がいっぱいになりました。

 

終了後、息子の発表について、多くの方から声をかけていただきました。

先生方をはじめ、保護者のみなさんも、彼の発表に、これまでの歩みを重ねてくれたのでしょう。

 

12年間あれば、誰でもいろんなことがありますよね。

悩んだり、落ち込んだりする日もありましたが、それすら見守り、寄り添ってくれる人がこんなにもたくさんいらっしゃった。

そして今、一緒になって、彼の成長を喜んでくれている。

なんて素晴らしい日々だったのでしょう。

大きな感謝の気持ちと共に、12年間を振り返っているところです。

 

ところが当の息子は前を向き、すっきりした顔をしております。

 

卒業しても、学校での学びが、この先ずっと息づいているのは確かなこと。

ここから始まる世界で、ふとした拍子に、そのことに気づくでしょう。

親としては祈るような気持ちで、そのまばゆい後ろ姿を眺めています。

大きくなったなぁ。

 

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