本年も、ご寄付やイベントへのご参加、フェアトレード商品のご購入など、さまざまな形でパルシックの活動を支えていただき、ありがとうございました。
2025年は、自国第一主義を掲げるトランプ大統領の再就任に始まり、米国による対外援助や国連への拠出金削減が進められるなど、国際協力・協調が後退する年となりました。一方で、気候変動により激甚化する自然災害の数々や、絶え間なく続く紛争を前に、国境を越えた協力活動の必要性は一層高まっています。
パルシックは、ガザの人たちの命をつなぐための食料配付や子どもたちへの衣服の提供、戦闘が激化し、さらには大地震にも見舞われたミャンマーの国内避難民への食料支援など、当たり前の日常を奪われた人たちに、日本の市民からの支援を、その想いとともに届けてきました。衣服を受け取ったガザの少年は、「うれしいのは服をもらえたことだけじゃない。日本の人たちが僕たちのことを覚えてくれていたことだ」と話してくれました。
明るい出来事もありました。パルシックが支援を続けるシリアの農村地域では、農業や起業支援を通じた生活再建の取り組みが始まり、人びとの暮らしに、希望の兆しが見え始めています。ミャンマーからはコーヒーのフェアトレードを見据え、初めてコーヒー豆をテスト輸入し、品質チェックでは見た目・味ともに好評を得ました。また、2月にパレスチナ西岸地区から輸入したマジョール・デーツは「美味しい」と大きな反響をいただき、早々に完売。2025年収穫分についても、日本の冬のギフトシーズンに合わせて販売を開始しています。商品とともに、生産者の声や地域の状況を伝え、現地で暮らす人びとに思いを寄せるきっかけを届けていきます。
来年も、皆さまのご支援・ご協力をいただきながら、活動の輪を広げてまいります。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。