株式会社リソース・インターナショナルは海外の最新トレンドを「Resource News」としてお届けしています。
株式会社リソース・インターナショナルより
海外の最新トレンドを「Resource News」としてお届けしています。 |
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fineより、2023秋冬コレクションのサンプルが入荷しました。
個性的で温かみのあるコレクションを持つ、オーストリア・チロル州のテキスタイルブランド「fine」は、アルプスをはじめとする世界のウインター・リゾートやマウンテン・リゾートなど、ホテルへの多数の納品実績を誇ります。
秋冬の新作は、ファーを思わせるようなテクスチャー感の豊かなコレクションが充実しています。日常の喧騒から離れ、心からくつろぎリラックスできる空間を温かく演出。思わず触れてみたくなるようなコレクションです。
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FLUFFY / FLUFFY collection 毛足の長いパイルは本物のラムスキンのような柔らかさ
143cm 100%ポリエステル 100,000 MD 6色展開 参考価格 14,300円(税別、1メートルあたり)
(※ 価格は数量により異なります) |
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ビニールレザーの品質が上がり、機能性やデザインの豊富さから、その市場は家具用地では本革を圧巻するまでに成長しました。一方本革は、フェイクには決して近づくことのできない天然素材ならではの「触感」を武器に根強い支持を受けています。 |
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近年の環境課題を承け、本革の魅力は「触感」にとどまらず、天然素材であることや、本来の成り立ちが廃棄物の再利用であるというサステナブルな側面も評価されるようになりました。
イタリアの革ブランド「FUTURA Leathers(フトゥラ・レザーズ)」社の製造工程から、革の特性やメーカーの企業努力から見えてくる革の持続可能性に近づいてみたい思います。
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本革の原材料となるのは、言わずもがな動物の皮です。
主に牛が使われますが、食肉用に育てられた牛の、肉を採取し用済みとなった皮が原材料となります。材料を得るための殺生は行われていません。
古来ヒトは、狩猟をし動物からタンパク質を摂取し、その骨を道具や武器に、皮を衣服に、頭蓋骨を器にし、余すところなく使い切っていました。革は現在でも、食を得るために発生する廃棄物を再利用するサイクルを維持できる産業です。
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原皮は腐敗しないよう、塩漬けにされ運ばれてきます。大きなドラムで塩抜きをし、水洗いで皮に付着した血液や汚物を取り除きます。そして裏打ち機にかけ、肉面についている余分な肉片や脂肪を取り除きます。ここで分離された物は、せっけんなどの化粧品や食品、農業分野で役立つ製品を作る材料となります。
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なめしは、「皮」を「革」に変える工程です。
生モノである皮は、放置すると乾燥し硬く縮んで小さくなっていきます。タンニンやクロムなどのなめし剤成分をコラーゲンと結合させ繊維構造を安定化させることで皮は変質し、腐食せず長持ちし、しっとりとした柔らかさも生まれます。
多くの製造工場では、なめしにはクロムが使われています。
古くから行われてきた、植物などの「渋」を利用したタンニンなめしやベジタブルなめしは、よりサステナブルな方法として脚光を浴びています。しかし、漬け置く大きなプールが必要で量産が難しく、プロセスに半年近くもの寝かせ時間が必要となるため、なかなか普及に至りません。
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なめし加工には、十数に及ぶ工程があります。
数種数度の洗浄の後、24~48時間かけてクロム液を浸透させます。プレスロール機に通して革を引き延ばしながら余分な水分を除いた後、外側の表層部(銀面 / グレイン)と肉だった側の下層部(肉面 / スプリット)に分割します。用途により等級を選別し、削り(シェービング)をかけ表面を均一にし厚さを整えます。ここで出たカスは、肥料として再利用されます。
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染色から仕上げまでも、たくさんの工程を経て製品になっていきます。
工程の多くは、大きなドラムとたくさんの水、染料をはじめとする化学薬品、乾燥や仕上のための装置や機械などと共にある点では、立派な工業製品といえるでしょう。
皮革業界では、2005年に非営利の国際団体「 LWG(Leather Working Group)」が設立されました。レザーに対する品質や安全性、環境問題等の啓蒙活動を行っており、LWG環境認証では厳格な審査が行われています。製品の安全性、適切な排水処理、原料から製品までのトレーサビリティの実施などを自主規制により制御し、業界全体を通して持続可能性に対する意識が広がっています。
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ある程度整った革は、まずベースカラーに染色されます。革の裏側に現れている色です。また、滑らかさと保湿のために合成油脂などで加脂されます。そして乾燥、トリミング、揉みほぐし、バフ掛けなどの工程を経て質感と表面を整えます。再度各デザインの仕様に従って色・光沢などの特徴レシピに従い調合された色をスプレーで着色します。必要であればエンボスを施し、ドラムでほぐしアイロンで整え、合格した品質のものだけに刻印が押されます。
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FUTURA Leathers社は、革産業の一大生産地区であるイタリア北東部ヴェネト州のアルツィニャーノを代表する革メーカーの一つです。サステナブルにも力を入れ、「LWG(Leather Working Group)」の認証を受け、信頼性の高い製品づくりを行っています。
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同社の魅力は、30種600色にも及ぶ製品を常時在庫している点です。豊富な色数はこだわりへのニーズに応え、注文から出荷までスピーディーなオペレーションが可能になっています。
ユーザーへの配慮でもありながら、大きなドラムやたくさんの水を使う製造工程を無駄なく効率的に運営し、最小限のエネルギー消費を目指したサステナブルな取り組みの一環でもあります。
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FUTURA Leathers 社の定番品でベストセラー商品でもある「SIERRA」のサンプルカードを差し上げています。弊社担当または以下お問い合わせよりご請求ください。
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SIERRA
ソフトな触感と豊富な色展開で、耐久性もありコストパフォーマンスの高い人気商品。
本革 / ピグメント・レザー
52色展開
標準サイズ 4.40㎡ / 1ハイド
厚さ 0.9mm
参考価格 135,000円(税別、1ハイドあたり)
(※ 価格は数量により異なります。1ハイドの大きさには個体差があります。)
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新作商品や人気コレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。
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イタリアン・テキスタイル / Alessandro Bini(イタリア / ファブリック)
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テキスタイルといえばイタリア。世界の先進諸国において繊維産業は衰退産業と言われていますが、イタリアでは1980年代に繊維産業が力強く成長発展し、現在でも先進国で唯一繊維品貿易の超出国となっています。
イタリアで繊維産業が盛んな理由は、中小企業が構造的にうまく機能していることなど様々ありますが、繊維関連の教育機関が充実していることや、国民の感性や美的探究心なども他国では見られない特徴の一つです。
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イタリアのフィレンツェ近郊の町を拠点とする「Alessandoro BIni」社は、創業者のBini氏のテキスタイルへの情熱からスタートしました。繊維、織り方、仕上げなどを深く学び、飽くなき探求心を携えテキスタイル・ビジネスをスタートさせました。
コレクションはどれもアイデアに富み、実用的でありながら美しさを失いません。近年では難燃性生地やアウトドア、ビニールレザーにもコレクションの幅を広げ、ホスピタリティの分野にも力を入れています。
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