株式会社リソース・インターナショナルより
海外の最新トレンドを
「Resource News」としてお届けしています。
resourcenews
NEWS

トルコのテキスタイルブランド「PALAZZO」の取り扱いを開始しました。

トルコは、多くの繊維やアパレル関連の工場や企業を有し、世界的に名高い繊維生産国であり、様々なテキスタイルの供給地として注目されています。
 
原料から完成品までを一貫して生産できる体制を整え、大口の注文を中心にビジネスを行うブランドが多い中、「PALAZZO」は少量の注文にも対応し、カット買いが可能な数少ないトルコブランドです。品質、デザイン性、生産力、価格競争力のバランスが取れており、コントラクト向けのプロジェクトにとって、心強いブランドとなりそうです。
TOPICS

ガラスの今   ~ムラーノのガラス

9月に入り、暦の上では秋となりましたが、まだまだ暑さが続きます。
最近では、残暑を涼しく過ごすため、9月いっぱい風鈴を飾るケースも増えているようです。
 
風鈴の音色と、そしてガラスの透明感は涼を誘います。
ガラス製の風鈴は、東京都で作られる「江戸風鈴」が最も有名です。型を使わずにガラスを球状に膨らませる「宙吹き(ちゅうぶき)」という伝統技法で作られており、現在この名前で製造しているのは都内のわずか2つの工房のみとなっているそうです。
 
ガラスは、自然界の「光」を最も美しく見せることのできる素材です。
物体でありながら透明感があり、光をそのまま透過する性質や、ガラスに触れたときヒヤリとした心地よさがあり、指先から伝わるその「硬質で静かな冷たさ」が、私たちの心を穏やかにしてくれます。
 
人類の手でガラスが作られるようになってから5千年近く。その宝石を思わせる見事な輝きは、常に人々を魅了してきました。ガラスの歴史の中で、イタリアのヴェネチアは、ヨーロッパのガラス市場をほぼ独占するほど繁栄したガラスの都でもありました。そのヴェネチア、ムラーノ島を中心に、ガラスが今、再び脚光を浴びています。ガラスの魅力をたどってみたいと思います。
本記事は、以下の内容でお届けします。
   1)ムラーノについて
   2)現代デザイナーとのコラボレーション
   3)唯一無二の価値
   4)ガラスの楽しみ方
 
      
1)ムラーノについて

ヴェネチアの本島からほど近いムラーノ島は、世界的に知られるガラス工芸の中心地です。

その歴史は13世紀末、ヴェネチア共和国が、ガラス工房を沖合のムラーノ島へ強制移転させたことに始まります。

 

ベネチア共和国は、13世紀頃から地中海貿易を支配し、東方諸国のすぐれた産物をヨーロッパ世界に独占供給して栄えた海上都市です。中でもガラス製品は目玉商品であり、自国で生産すれば、より大きな利益を生み出せると、ガラス器の製造に乗り出しました。

 

ガラスを作る原料を持たない土地であることから、原料を輸入して製品化していたため、技術流出を防ぐ強力な保護政策がとられました。1292年には、火災を防ぐ目的もあり、ヴェネチア本島にあったガラス工房のムラーノ島への強制移転を決定。ガラス職人が島から出ることは厳しく禁じられました。


以来、製法の国外流出を防ぐとともに、島では高度な技術と独自の美意識が育まれ、様々な名品が作り出されました。

透明度の高いクリスタルガラスや色鮮やかな色ガラスなど、ムラーノの職人たちはさまざまな技法を発展させます。


その技術はヨーロッパ各地のガラス工芸にも大きな影響を与えました。現在も、熟練した職人たちの手によって、一点一点、個性豊かな作品が生み出されています。長い歴史の中で受け継がれてきた技と、時代ごとの新しい感性。ムラーノガラスは、その二つが重なり合いながら、今なお進化を続けています。

2)現代デザイナーとのコラボレーション

ヴェネチアガラスの特徴は、その高い装飾性にありあます。

 

伝統的なデコラティブデザインは、時に過去のものと見なされがちですが、最近ではデザイナーとのコラボレーションが活発に行われるようになりました。現代のデザイナーたちは、独自のアイデアを形にするために伝統的な技法に目を向け、新しい形でそれを活用する事例が増えています。

 

2025年から2026年にかけて、ニューヨーク・デザインウィークやミラノ・デザインウィークでは、現代のデザイナーやアーティストとムラーノのガラス工房との協働による作品が発表され、伝統的な技術から生まれる新しい表現が注目を集めています。そして、様々なイベントも開催されています。

 

毎年9月には、ガラス工芸とガラスアートの魅力を発信する国際イベント「ヴェネチア・ガラス・ウィーク(The Venice Glass Week)」が開催されています。

 

また今年7月からは、ヴェネチア本島とムラーノ島を舞台に、現代アートとガラスの融合をテーマとする国際展「GLASSTRESS 2026」が開催されています。50名を超える世界各国のアーティストやデザイナーが参加し、ムラーノの熟練したガラス職人との協働によって、新たな作品を制作。彫刻やデザイン、パフォーマンス、没入型インスタレーションなど、多彩な表現を通して、ガラスの新たな可能性を提示しています。

 

さらに、2025年11月から2026年3月にかけてヴェネツィアのサン・マルコ広場で開催された「Murano Illumina il Mondo」では、国際的なアーティストやデザイナーとムラーノのガラス工房が協力し、オリジナルシャンデリアを制作しました。

 

ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)の2026年サマーショーでは、ブランドの創業地であるヴェネト州へのオマージュとして、会場のファーストローにムラーノガラスで作られた椅子が配置されました。

 

 

長い歴史を持つムラーノガラスの技術は、伝統を受け継ぐだけでなく、現代のアートやデザインを生み出す創造の力として、いま新たな輝きを放っています。

 

3)唯一無二の価値

ムラーノのガラスの魅力はどんなところにあるのでしょうか。

 

ヴェネチアガラスの基本的な製法は、ソーダガラスを使った吹きガラスですが、宙吹きで極薄に吹き上げるのをはじめ、グラスのステム(脚部)を長く引き伸ばし、そこにドラゴンや花、鳥、翼などをモチーフにした複雑な装飾を施すなど、高度な技術が用いられています。この技は「軽業師の妙技」と称され伝統的な芸術とされています。

また、ソーダガラスの原料に消色材を加えたより透明度の高い無色ガラス(クリスタッロ)や中国磁器を模した乳白色ガラスなども開発され、この素材に華麗なエナメル彩や金彩の装飾を施したものもあります。

 

透明ガラスに乳白ガラスの線模様を組み込んで繊細なレース状の文様を作り出すレースガラスも、ヴェネチアガラスの代表的な伝統技法です。断面に花や星などの模様が出るように作った、金太郎飴のようなガラス棒やその技法「 ムリーネ」もムラーノの伝統技法のひとつです。

手仕事によって生まれるムラーノガラスには、二つとして同じものがありません。

 

わずかに異なるフォルムや、偶然生まれる気泡。光の当たり方によって変化する微妙な色の濃淡。そうした予測できない一つひとつの違いこそが、手仕事ならではの魅力です。均一ではないこと、完璧ではないことが、逆に豊かな個性を生み出します。

 

いま、クラフトマンシップや一点ものの価値が改めて見直されています。デジタル化する現代社会の中で、ムラーノガラスの持つような、予測できない偶然性や均一でないこと、唯一無二の表情といった「不確かなこと」は、人間だけの特別な聖域です。こうした「不確かさ」はさらに価値を増し、これからの「ラグジュアリー」になっていくのかもしれません。

4)ガラスの楽しみ方

弊社の取り扱いブランドの一つであるベルギーのアートワークブランド「GARDECO」社では、ガラス製品のコレクションも取り扱っています。

 

ショールーム入口に飾っている花瓶は、Segusoセグソ)によるデザインのものですが、ムラーノ島でガラスを学び、現代アートとして作品を作り続けています。

 

透明度の高いガラス、光沢に揺らぎをかけた金箔の層、ドット模様をなす気泡、高い技術がなければつくることのできない意匠、そして手仕事であるが故の微妙な形の不均一さ、それらが相まって味わいのある花瓶となっています。

ガラスは、テーブルの上では光や色を添え、照明やオブジェとしては空間のアクセントになります。窓辺では自然光を受け、時間とともに異なる表情を見せてくれます。
ガラスは、ただ「置く」だけで、光によって表情を変え、空間を面白く豊かにするインテリア素材です。窓際など、光の射す場所や明るい場所に置くと、ガラスの美しさはよりドラマチックに感じられます。

 

透明さ、鮮やかな色彩。光を受けて生まれる反射や透過、そして影。
さらに、一点一点異なる手仕事ならではの表情も、ガラスの魅力です。
色、光、そして偶然の違いを楽しめることこそ、ガラスならではの美しさといえるでしょう。

イタリアの、ヴェネチアからほど近い町 Belluno(ベッルーノ)は、日本の鯖江、中国の深圳(シンセン)並ぶ世界三大眼鏡産地となっています。
 
イタリアは、眼鏡産業の「発祥の地」とされており、13世紀後半、世界で初めての「文字を拡大して見るための眼鏡(凸レンズ)」の原型が、ムラーノ島のガラス工房で誕生しました。当時、無色透明で均一な高品質ガラスを製造できるのは世界でムラーノ島だけ。この圧倒的なガラス鋳造・研磨技術があったからこそ、視覚を補助する高精度なレンズを作ることが可能になったのだそうです。
PICK UP

新作商品や人気コレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。

 

Beige color carpet    /  Cormar carpet(イギリス) 

カーペットは空間に占める面積が大きいため、色選びに迷う方も多いのではないでしょうか。色によって部屋全体の印象が大きく変わるからこそ、どの色を選ぶか、なかなか決められないものです。

 

住宅インテリアでは、カーペットは主張しすぎず、空間になじみやすいニュートラルカラーが人気のようです。イギリスのカーペットメーカー「Cormar Carpet(コーマーカーペット)」では、カーペットの色選びに迷ったときは、ベージュを勧めています。ベージュは時代を超越した美しい色合いで、部屋を明るくするだけでなく、どんな空間にも素敵な自然な温かみを与えてくれます。

 

「ベージュのカーペット」といっても、その選択肢は豊富です。

 

Cormar Carpetは、多様なスタイルとカラーバリエーションのカーペットを取り揃えています。明るく爽やかな色合いから、上品なグレージュ、ビスケット、タンまで、お好みのデザインやスタイルにぴったりのベージュをご用意しています。お子様やペットがいる空間に適した手入れが簡単なカーペット、柔らかく毛足の長いエレガントなカーペット、タフなツイストパイルのカーペットなど、さまざまなスタイルからお選びいただけます。

 

コーマー・カーペット(Cormar Carpets)は、1956年に創業されたイギリスの歴史あるカーペット製造会社で、英国内でも非常に高い評価を得ています。このブランドが提案するベージュは、決して単調で退屈な色ではないことを実感させてくれます

resourcenews
resourcenews
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、名刺交換をさせていただいた方に送信しております。 今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは resourcenews@resource-inter.com よりresourcenews@resource-inter.com 宛に送信しております。
西片1-17-8, 文京区, 東京都 113-0024, Japan


全てのメーリングリストから配信を停止する。 配信停止 | 登録情報更新 | 迷惑メールと報告する