粘度の高いものはローラーポンプで使える?何かコツはある?中濃ソースくらいなら大丈夫?そんな疑問にお答えします!
それ、ローラーポンプでできるかも!
「フルエのローラーポンプ」最前線
BY 三洋テクノス株式会社
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こんにちは!三洋テクノスです。
だんだんと暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
暑くてだらーっとなってしまう方、夏だーっ!とパワーが湧いてくる方…6月は祝日がありませんが、7月はオリンピックが延期になったものの7/23-26の連休は変わらないそうですね。頑張りましょう!
さて、今月はローラーポンプと粘性液についてお伝えします。「粘度はどれくらいまで使える?」等のお問い合わせ、実は結構あるのですが一概にお答えできず歯がゆいところもあります。そこで、今回のメルマガで少しでもイメージしていただけるよう解説いたしました。
ぜひご一読くださいね!♪ |
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1.ローラーポンプRP-NB-RIでの水・中濃ソース送液テスト
2.ポンプ豆知識④粘性液を送るには・・・ |
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ローラーポンプRP-NB-RIでの水・中濃ソース送液テスト |
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「ローラーポンプはどのくらいの粘度のものまで送液できる?」
「流量は結構変わるの?」
…実は結構よくお問い合わせいただく内容です。
詳しくは下の「ポンプ豆知識④」でも解説いたしますが、あるローラーポンプでの水と中濃ソースで実験してみました。
ちなみに、粘度は0.2Pa・s以上、2.0Pa・s未満のものが中濃ソース、と決まっているそうです。(それより下はウスターソース、上はとんかつソースなのだそうですよ!)
動画編集は弊社社員が四苦八苦しながら手作りでやっているので、温かい目でご覧いただけると嬉しいです…! |
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前回のメルマガでは、あえてチューブ式ローラーポンプの弱点をさらけ出しましたが、その中でもよくご質問をいただく「粘性液を送るため」の秘訣をお伝えいたします。
はじめに
チューブ式ローラーポンプで液体を送るとき、チューブ内面の管壁と流体によるパイプロス(管壁抵抗)を
生じています。
このパイプロスは液体粘度が高くなるほど、流速が早くなるほど大きくなります。
また、配管の曲がりや弁などの設置もパイプロスを生じる原因となり、ポンプ作用に大きく影響を及ぼして
きますので、粘性液を送る際には、下記の通りパイプロスを少なくする工夫が必要です。
1:配管の工夫
・ポンプ部に使用するチューブの肉厚を太くして、硬度を上げる。
・異形継手を利用して配管径を太くする。また、曲がりを少なくする。
・ポンプ配置を工夫して、配管長さを短くする。
・配管をテフロンパイプなど滑りやすい硬質のものにする。
・液タンクをポンプより上に設置する。
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2 :ポンプ制御の工夫
・粘性液を送る場合、右図赤線のようにある一定以上の回転数より
流量が増えなくなります。
むやみに回転数を上げるとチューブが破損する等送液に支障が
出ます。
・軟質チューブを使用していることから、吸入側のチューブが負圧に
より潰れる場合があります。
低速からじっくりと吸い上げることもポイントです。
3:液の工夫(可能であれば)
・液温度を上げて粘度を下げる。
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4:その他
・粘性液を送る場合は、流量値がカタログ数値より低くなります。
デモ機で実際の条件でお試しいただくことをお勧めいたします。
・機種により異なりますが、弊社ポンプで使用可能粘度は0~3000mPa・sとなります。
流量を無視すれば15000mPa・sを送っていただいた実績もあります。
あとがき
チューブ式ローラーポンプは粘性液では苦労することも多いですが、作業後のメンテナンスが容易なことも
あり、多岐に渡りご使用していただいています。是非ともデモ機でお試しください。
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ローラーポンプのユーザー様で、メールマガジンでご紹介してもいいよ!という企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください!
ささやかなお礼もさせていただくつもりです。
社名等を伏せて事例の紹介だけ・あるいはがっつり宣伝して等、紹介内容については打ち合わせさせていただきます。 |
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