【再送】
 「ストレングス基礎コース」6月の日程に誤りがございました。
 正しい日程をお伝えいたします。

 誤>【2015年 6月】  6月 4日(木)・ 5日(金)
 正>【2015年 6月】  6月 6日(土)・ 7日(日)

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 ストレングス・ラボ
   [戦略性]というモンスターと対峙する?!

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おはようございます。ストレングスコーチの森川です。

前回、最上志向×自我の女性マネージャーの方が、環境が変わったときに自分
の資質に翻弄され、そのあとこれまた自分の資質を活かして立ち直ったお話を
させていただきました。
今回は、別の資質傾向をもった働く女性の強み物語をいってみます。
(数名の方々を合作合成していますがリアルなお話です)

Kさんは、大手のコンサル会社で、15年間秘書業務と営業サポートの仕事を
してきて、8人いる秘書の方々をとりまとめる役目もになっています。

TOP5は以下の通りです。
・戦略性
・最上志向
・親密性
・慎重さ
・内省

コーチングをお申し込みされたのは、ストレングスファインダーの結果を見て、
自分が秘書という仕事にまったく向いていないのではないか、もうすぐ40才
になるので、これから自分の強みを活かすためには、どんな仕事が向いている
のかをみつけるため、とのこと。

最初は、1つ1つの資質を理解し、今の生活の中でどんな風に活かされている
かを引き出すところから始めました。

[戦略性×最上志向×慎重さ]は、
自分が担当するコンサルタントの方とプロジェクトに関するミーティングをし
て、どの秘書の方をアサインするのか、どんな準備が必要となるかを考えて彼
女に伝えるときに役に立っている。
リスクマネジメントをしておくことで、自分が関わる案件はスムーズに進むと
評判を得ている。

[親密性]は、
自分が担当しているコンサルタントの方々としっかりとした信頼関係を構築す
る上で役に立っている。
実生活で、パートナーの方と過ごす時間がなによりも幸せで充実しているのは、
この親密性からくるのかも。

[最上志向×内省]で、
現状に満足することなく常により良く改善できるところ、何のためのプロジェ
クトなのか、本質的な部分を重視するので、その意味でもコンサルタントの
方々に、ディベート的な問いを投げかけながら準備するところは、他の秘書の
方々にはない才能で、その点も合っているのかもしてない。

3回のセッションで、「自分はけっこう秘書&アシスタントの仕事に向いてい
ると発見できました。ありがとうございました!」でコーチング終了、のはず
だったのですが、数日後に「長文お許しください」というタイトルで長ーーーい
メールが送られてきました。(ほんとに長かった)

「あれから自分のことをじっくり考えました。コーチに話したことはウソでは
ないけれど、私の表層部分でしかない。本当に相談したかったのは・・・」

・8人いる秘書兼アシスタントの人達の頭の悪さに心底うんざりしている。
 なぜ言われたことしかできないのか、いや、言われたことすらできない人達
 と同じ業務をすること自体、情けない(戦略性×最上志向)。

・自分にはものすごく腹黒いところがあり、仕事ができない秘書さんを、
 周囲からは気づかれないように、布石を打ちながら退職に追いやる。
 いい先輩という立場から相談にのりながら、少しずつ追いやって、排除していく。
 そんな腹黒い自分を見て見ぬふりをしていた。
 ストレングスファインダーで、TOPに戦略性がでたときには、血の気が引いた。
 皆にばれてるのではないかと思うと、会社に行くのが怖い(戦略性×慎重さ)。

・1年前に、心服していた女性コンサルタントの方が独立して辞めてしまった。
 本当に尊敬していたので、一気に仕事へのモチベーションが失せたまま
 戻らない(親密性×最上志向)。

<森川こころの叫び>
「なんだよおおお。最初から言ってよおおお。」
「3回分のセッションはなんだったのおおお。」と心の中で叫びましたが、
初めて会うコーチに、自分でさえも認めたくない部分を最初から話すのは、
親密性×慎重さの方には難しい(いきなり全裸になるような抵抗感でしょうね)。

そのあとコーチング再開。

人は皆、“天使”の部分と“悪魔”の部分をもっている。
むしろ、正面が天使で、ちょっと横向きになると、悪魔の尻尾が見える。
両者は不可分。両方あって人間。

資質1つ1つには、いいも悪いもない。
Kさんがいう“腹黒い”は、相手に厭な思いをさせず、こちらの思いを達成で
きるのだから、稀にみるステキな才能なのに(要らないなら私にくれ。
 戦略性は自慢じゃないが30番目)。

「腹黒くて何が悪いんですか?」と聞いたら、小さな頃から母親に、
「あなたはずる賢いところがある。
 もっと真面目に正直にコツコツ勉強しなさい。」と言われ続けてきたとのこと。
「でも、コツコツするよりいろいろ考えて一気に終えた方が効率的なので、
“ずる賢さ”が親にはばれないように、すごく気を遣ってきました。」

でも、今こうやって優秀な成果を出しているのはお母様のおかげでもあるはず。
価値観が染みこんだのは子どもの頃からの習慣としても、今、“腹黒い!”と
ネガティブに呼ぶのは誰だ?
「私の中の裁判官。自分を叱咤激励し続けるモンスターですね。」
はい? モンスター? 

「思ったような成果がでないと、『なんでこれくらいのことができないの!』
腹黒さがばれそうになると、『だから言ったじゃないの。もっと注意しないと、
ばれたら何もかもおしまいなのに。』」

彼女とはそのあと、1年間かけて、自分の中の腹黒さんと向き合っていきました。
良きにつけ悪しきにつけ頭が働くことは、ゾウの鼻のように、自分の一部で
否定しようがないということを少しずつ受け入れ、

“したたか”ゆえに、周囲の人を傷つけずに仕事がスムーズにまわっていく
ことも納得。「ほんとによく考えてみると、仕事がうまくまわるのは99%
この戦略性のおかげですね。」

最後に、勇気をもって周囲の人に、自分のことをどう思っているか聞いてみると、
「物事を拙速に進めずに、しっかり考えて進めてくれる。感情が大きく動かな
いのでつきあいやすい。気持のいい“したたかさ”がある。」

周りの方にも、実は戦略性は伝わっていましたが、ネガティブな声は聞こえず。
「落としどころをしっかり考えてくれてサポートしてくれるのはKさんだけ
だから、Kさんにいてもらわないと困る。」でした。

最後は、戦略性も最上志向も「エネルギーが高いので気をつけないと人を傷つ
けるけど、意識的に使えば、とても人の役にたつ才能なんだ。」ということが
腹落ちし、行動はほとんど変わらないけど、自分を隠したり否定したりする
ことがとても少なくなってセッションを終えました。

自分のTOP5で受け入れがたい資質があったら、その資質に憧れる人もいること
を思い出してください。
皆さんも、どこかでお会いしたときに、ご自分の強み物語、教えてくださいね。


世界中の一人ひとりが自分と仲間の強みに注目することで世界を変えたい、
という想いでストレングスファインダーを開発しスタートした
創設者:ドン・クリフトンの想いを、日本でも引き継いでいきます。
日本100万人のストレングスファインダーファンを目指して!


=======「ストレングス基礎コース」3~6月開催日程========
 【2015年 3月】  3月 5日(木)・ 6日(金)
 【2015年 4月】  4月 4日(土)・ 5日(日)
 【2015年 5月】  5月30日(土)・31日(日)[札幌開催]
 【2015年 6月】  6月 6日(土)・ 7日(日)

 ▼コース詳細、お申込みはコチラ▼
 https://strengths-labo.com/guide/
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【編集後記】
前回に引き続き強み物語をお届けしました。
実は戦略性が2番目なんです。私・・・。
なので、「そうなんだよぉ」と心の中で叫んでおりました。
私の中にも“天使”と“悪魔”がいます。
天使は、社交性×コミュニケーションで初対面の人とでも仲良く話している
明るい側面です。悪魔は、目標志向×戦略性で絞り込み排除する冷徹な側面です。
私はこの天使と悪魔を、パンダとホオジロザメというメタファで捉えています。
ここはパンダで行こう、あそこはホオジロザメで行こうとハンドリングする
ように意識しています。たまにハンドリングできずに暴走して周りを傷付けたり、
自分を傷付けたりすることがあります。
まだまだ暴走することもありますが、TOP5を日ごろから意識することで少し
ずつですが減ってきています。
いつか、私自身の強み物語をお届けしたいと思います。

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